伊予絣の匀

第一章　白蛇さんとの別れ
わたしの妹さん、こんにちは
赤いランドセルとスキップして
白蛇さん、さようなら
　
第二章　おおらかな満洲
博多から大連へ
大好きな栄子さんとの出あい
こんなにおいしいお弁当
お父さんの病気とお父さんの転勤
家では父と娘なのに
弥生おばさんが来ました
私のスケート遊び
おおらかな満洲、好きです
やっぱりお父さんは偉い
　
第三章　終戦になったのに
女学校も負け戦で一時閉鎖に
終戦になりました
自慢の日本人だったのに
どうぞ届いて、モールス信号
まだ戦争が続いています
　
第四章　十三歳の従軍看護婦
終戦を知らない兵隊さん
お兄ちゃんの戦死
わたしたち八人は〝戦友〟
　
第五章　引揚げ列車の惨事
治らない母の病気
引揚げ列車の惨事は・・・
　
第六章　六日間の軍艦地獄
波止場での一か月半
六日間の軍艦地獄
　
終章　伊予絣のにおい
あれが、祖国日本、です
伊予絣の着物
おわりに