ファインダーのこちら側

第一章　独断的写真論
独断・人物写真記
山荘放談「世界のベスト・テン」
カーシュ訪問記
プレス・カメラ今昔
新年号の写真

第二章　私の残像
三尺下がって
釣仙・鱒二先生
球場の〝鞍馬天狗〟
枯淡・超俗の人
大いにいい話
繊細で、強く
永遠の恋人
健在なり
エヴィの素顔
いぶし銀の味
涙の音
ヒゲをはやした六代目
血の濃さに
黒門町の師匠
風にそよぐ脚
王監督十六歳
青ざめたベラ
夕日に分断の影深く
甘える浩宮様
宰相とその妻
なめたらいかんぜよ
ひのえうま解禁
乙女の祈り

第三章　駆け出しと戦争の頃
仕事師の伜、カメラマンとなる
私を変えた戦争
北洋に漂う
駆け出しと戦争の頃

第四章　ファインダーのこちら側
スクープのあとさき
カメラマン群像
カメラと私
現場こぼれ話
ＶＩＰとともに
老いに抗して
千葉敦子君の美学

第五章　世界のＶＩＰを撮る
ダウニング街十番地の主人公たち
ホワイトハウス四代の顔
クレムリン宮殿の風
「抗日的英雄」の素顔
二十五人の宰相

レンズの涙――「あとがき」に代えて