音作り半世紀
刊行に寄せて―音を読む愉しみ(吉田直哉)
まえがき
Ⅰ
私の大河ドラマ
音響効果とは何か
ラジオ、テレビの音響三要素
生音
足音一〇年
丸笛のマジック
SLはチューバと井戸ポンプ
身体で音を作る
口で作る音
指笛・口笛・歯笛
竹笛
スライド笛
竹ボラ
皮笛
法螺貝
Ⅱ
ラジオ生放送の時代
NHK東京放送効果団に入団
たった一本のマイクロホン
ラジオ公開生放送(なんでもやらされた)
音響効果マンの視覚効果
歌舞伎に参加(十一代団十郎の光源氏)
ダイナブラザーズとアルバイト
私のラジオドラマ
私のラジオドラマ(新人時代)
ステレオラジオドラマの歴史
私のラジオドラマ(チーフの時代)
動物の声を作る①
犬の鳴き声
赤ちゃんの声
腹の虫の鳴く音
小鳥の声
ネズミの鳴き声と越天楽
蚊の飛ぶ音
ニワトリ
怪鳥
Ⅲ
音の加工
アナログ加工
エコールーム(残響と山彦)
低音の迫力
ダミーヘッドマイクとバイノーラル再生
デジタル加工
番組最終仕上げ作業(音入れ・MA・DAW)
効果音レコード
私のテレビドラマ
私のテレビ単発ドラマ
テレビドラマの音響構成
和田勉のアクセント理論
選曲とBGM
私のテレビ連続ドラマ
動物の声を作る②
蟬の鳴き声
カラスの鳴き声
蛙の鳴き声
オモシロ蛙
蛸が踊る音
虫の鳴き声
馬の足音・馬車の音
人間の声
Ⅳ
音と文化
海外ロケーション事情
外国の放送マン・ミクサー・効果マン
虫、蝉の声は単なるノイズ
効果音あれこれ
アニメーションの効果音
歌舞伎の効果音
ニュースと音楽
作曲家の劇音楽論・音響効果論
私のオペラ
自然の音を作る①
山の音
森の音
波の音
川の音
滝の音
雷の音
地震の音
火山の音
火の音、燃える音
Ⅴ
聴覚の特殊性
五つの性質
音響のさまざまな技法
シュールレアリスム絵画の技法と音響の技法
音響効果の対位法、異化効果、音と映像の相乗作用など
自然の音を作る②
雨の音
風の音は心の音
風音と先輩
雪の音
伐採の音
木を引き抜く
怖い音
Ⅵ
音響効果の発生と歴史
音響効果のはじまり
擬音効果の時代
録音効果の時代
創造効果の時代
音の風景
音の風景
街から消えた音、変化した音
「見つめよう日本」
道具を使って音を作る
引き玉
銃音発生機
切る音、刺す音
骨を折る音
バリカンの音
交通機関
モーターボートはサイレン
コトーダ
ピアノ
太鼓
鐘
ギー
時計の振り子は靴べら
水音に泣く新人
料理の音
汽笛
あとがき
参考文献
年表(主な仕事)