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紙芝居の歴史を生きる人たち

サブタイトル1~10
聞き書き『街頭紙芝居』 叢書 文化の伝承と創造;2
編著者名
畑中 圭一 著者/文民教育協会子どもの文化研究所 編集
出版者
文民教育協会子どもの文化研究所
出版年月
2017年(平成29年)9月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
178p
ISBN
NDC(分類)
779
請求記号
779/H41
保管場所
開架一般
内容注記
索引あり
和書
目次

はじめに
「街頭紙芝居」とは
開かれた劇空間―街角解放区として―
大衆娯楽―パターン化されたドラマ―
双方向のメディア―劇空間での交流も
大人社会を垣間みる場として

Ⅰ 聞き書き―街頭紙芝居の歴史を生きる人たち―
草創期の紙芝居の歴史を生きた人―森下貞三氏
指物師から紙芝居屋に
松島屋の代表になる
立ち絵の商売
立ち絵から平絵へ
いろんな思い出
安藤先生を担ぎ出して

最後の絵元―塩崎源一郎氏
一七歳で上京―紙芝居との出会い
大阪へそして戦争
絵元の仕事に専念
『孫悟空』と『チョンちゃん』
ふれあいの対話なくして平和なし
佐久良五郎と佐渡正士良
関西の絵と関東の絵
原点にたちかえって

紙芝居画家の美学―佐渡正士良氏
台本をわたされてから絵を仕上げるまで
映画と紙芝居を仕上げるまで
映画と紙芝居に魅せられて
参考資料を集める
絵としての表現の工夫―遠近法、モンタージュなど
自己流で描き続ける

親子二代にわたる紙芝居一家―森下正雄氏
見よう見まねで始めた紙芝居
コンクール入賞を励みにして
紙芝居の語りについて
子どもたちを惹きつけるために―商いの基本
これからどうする

子どもとつくる劇空間をめざす紙芝居師―大塚珠代氏
街頭紙芝居との出会い
二人ではじめた街頭紙芝居
街角の芸能として
イベントのなかの紙芝居
海外での上演
子どもとつくる劇空間
おわりに―大衆文化としての魅力

実践と研究の両面から街頭紙芝居に迫る―鈴木常勝氏
なんで、紙芝居の研究を?
教育的観点でないところで
子どもたちとのふれ合い
いわゆる「名調子」ではない紙芝居
大道芸としての紙芝居

紙芝居を見た子どもたち―「街頭紙芝居の受容に関する調査」から
演じるおじさんと子どもたちが一体となって―一九三〇年代の名古屋
割り箸に巻きつけた水飴をクルクルまわして―一九四〇年代後半の愛知県北部
ハラハラ ドキドキしながら物語の世界へ―一九五〇年代後半の愛知県南部
少し離れたところからの《ただ見》―一九六〇年代の北九州市
上笙一郎架空対談
街頭紙芝居のこれから―どう受け継ぎ、どう発展させるか

Ⅱ 街頭紙芝居の源流に新しい光をあてる
街頭紙芝居の源流に新しい光をあてる
これまでの紙芝居源流論
「写し絵」➡「立ち絵」➡「平絵」の展開構造
「のぞきからくり」や「絵解き」の関わり
「のぞきからくり」と「絵解き」との関わり
海外文化と街頭紙芝居との関わり
おわりに
図版
人物解説

解説 かみしばい業者が語る紙芝居の魅力―『紙芝居の歴史を生きる人たち』が語りかけていること(加藤理)
あとがき
人名索引