図書ショウワ テンノウ ノ センソウ000062787

昭和天皇の戦争

サブタイトル1~10
摂政就任から敗戦まで
編著者名
勝野 駿 著者
出版者
図書出版社
出版年月
1990年(平成2年)2月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
253p
ISBN
NDC(分類)
210.7
請求記号
210.7/Ka88
保管場所
閉架一般
内容注記
年表あり
和書
目次

序章
 奇妙な沈黙/親政可能の二重構造
1章 軍人教育と訪欧
 神格強調中の誕生/植民地争奪に参加/不景気で騒乱続発/革命と儒教道徳/図上演習に質問連発
2章 摂政の大権講師
 満蒙利権を列強黙認/対米戦争の策定/反体制運動の弾圧/大陸干渉を続ける
3章 皇位を継承して
 明治天皇に従う/政情不安の出兵
4章 張作霖の爆殺
 行政処分を承認/治安維持の処罰拡大
5章 統帥権干犯問題
 軍備縮小には反対/植民地抑圧の強化
6章 満州事変と越境
 天皇の追認で加勢/現に大政を総攬
7章 上海事変と朝鮮
 逸れた恨みの投弾/列強の干渉を心配
8章 国際連盟の脱退
 奉天を張に返せば/対米作戦練り直し/御前会議を望む
9章 農村恐慌とテロ
 同情し過ぎると害/とうとうやったか
10章 天皇機関説問題
 機関説の方が便利/美濃部は不忠ではない
11章 満州化工作拡大
 北平占拠を是認/名分が立つと判断/欧米を刺激しないか
12章 建艦競争の再開
 前の軍縮訓令は失敗/悪者にならないよう
13章 日中全面戦争へ
 やむを得んだろう/初の大本営御前会議/深ク満足ニ思フ
14章 ソヴィエトを懸念
 ロシヤ革命の衝撃/天皇の統帥を主張/新兵器に敗れた嘆き
15章 日独伊三国同盟
 訓令無視も召還せず/閣僚の人選に関心/米国の禁輸を覚悟/独伊トノ協力ヲ擇ブ
16章 対日禁輸と南進
 対英作戦策定も裁可/米海軍の拡張に関心/北部仏印進駐を裁可/宗襄の仁を回避
17章 日米交渉の空転
 天皇のヌカ喜び/南部仏印進駐も承諾/捨て鉢の戦いは危険
18章 対米、英戦争準備
 御前会議の問答/ああ、分かった/明治天皇の歌を朗詠
19章 東条陸相を首相に
 南北両面戦争を心配/日米交渉は望み薄/虎穴に入らずんば
20章 大義名分を探す
 異例の御前将官会議/国策遂行要領の決定/秘密が保てるか
21章 対米、英開戦決定
 ハル覚書で交渉断念/海軍の不安で動揺/説明に一々頷き/六日後の開戦を裁可
22章 真珠湾奇襲攻撃
 朕茲ニ戦ヲ宣ス/相次ぐ戦果を喜ぶ/そんなはずない
23章 ミッドウェイの敗退
 士気を沮喪させるな/反攻開始ではないか/大本営会議にも参加
24章 米軍をたたけぬか
 戦力回復は難しい/連合艦隊視察で激励/弱い迎撃大勢を懸念
25章 絶対国防圏の崩壊
 戦局益々多端ヲ加フ/後方要線を固めよ
26章 捷號作戦も失敗
 特攻兵器を見る/興廃此ノ一戦ニ懸ル
27章 死臭の残る廃虚
 戦果を挙げないと/なぜ攻勢に出ぬのか
28章 ポツダム宣言受諾
 速やかな終戦が得策/原爆被災の衝撃/国体に不安はない
29章 降伏とマッカーサー
 英、米をあなどった/東条が私をだました/今は致し方あるまい
30章 戦争責任の重荷
 琉球占領継続を希望/追放令緩和も希望/負荷の重きにたえん/一番嫌な思い出

昭和天皇戦争関係年表
天皇発言を引用した文献
あとがき