図書目録ドウイン ノ メディア ミックス資料番号:000062750

動員のメディアミックス

サブタイトル
「創作する大衆」の戦時下・戦後
編著者名
大塚 英志 編/マーク スタインバーグ 執筆/雑賀 忠宏 訳/秦 剛 執筆/佐野 明子 執筆/鈴木 麻記 執筆/松井 広志 執筆/室井 康成 執筆/近藤 和都 執筆/板倉 史明 執筆/菊地 暁 執筆
出版者
思文閣出版
出版年月
2017年(平成29年)9月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
511,ivp:挿図
ISBN
9784784218974
NDC(分類)
361.5
請求記号
361.5/O88
保管場所
閉架一般
内容注記
本書は国際日本文化研究センターにおいて、大塚英志が2014-2015年にかけて主宰した共同研究会「おたく文化と戦時下・戦後」の成果論文集である 章末に参考文献あり
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

メディアミックスによる動員―総動員と妖怪ウォッチ事変(マーク・スタインバーグ Marc Steinberg/雑賀忠宏訳)
戦時下のメディアミックス―『翼賛一家』と隣組(大塚英志)
 
Ⅰ 戦時下のメディアミックス
東宝スペクタクル映画『孫悟空』に見る戦時色―孫悟空がなぜ歌い踊り出したのか(秦剛)
日本アニメーションのもうひとつの源流―一九二〇~四〇年代前半における教育アニメーション(佐野明子)
〈漫画的イメージ〉の拡散―「漫画」と「広告」の邂逅をめぐって(鈴木麻記)
戦時下の兵器模型と空想兵器図解―戦後ミリタリーモデルの二つの起源(松井広志)
選挙粛正運動における視覚メディア―権利から義務への煽動戦略(室井康成)
 
Ⅱ 〈創作する大衆〉と動員のリテラシー
動員される映画観客のリテラシー―戦前・戦時下における映画を〈読む文化〉〈書く文化〉(近藤和都)
戦時下におけるアマチュア映画文化(板倉史明)
いくつかの〈こども風土記〉―宝塚・大東亜・北白川(菊池暁)
昭和十三年の高等女学校制服調査にみる戦時下と制服(嵯峨景子)
自身の領分―「橋浦時雄日記」にみる戦時下の交流圏(鶴見太郎)
 
Ⅲ 動員の諸相
トランスナショナルな映画史の可能性―総力戦とジェンダー規範(堀ひかり)
教育イストリエタの歴史の描き方―一九五〇~七〇年代にけるメキシコ文化マーケットを中心に(アルバロ・ダビド・エルナンデス・エルナンデス Álvaro David Hernández HERNÁNDEZ)
ある海軍技師の光学技術と戦後メディア―カメラ・幻灯・テレビ(内田力)
フェアプレイと混沌の狭間に―占領期の野球マンガにおける戦時下・戦後(山本忠宏)
一九六〇年代のエロ・やくざ映画ブームとその背景―プレスシートから探る映画会社の宣伝戦略(北浦寬之)
 
補論 レイヤー化する歴史
プログラミングによるレイヤー実装構想と抽象化の壁(藤岡洋)
麻枝准に与えた村上春樹の影響―麻枝准にみる戦後の主題の継承、あるいは統合(浅野龍哉)
まんがにおける〈大きな物語〉の復権―『マンガ日本の歴史』を問題にする理由と事例分析(斉夢菲)
 
研究ノート/資料
岩淵正嘉文献リスト(肥田野茂)
「規格化」をめぐる知の政治学―三木茂インタビュー解題(近藤和都)
三木茂インタビュー(牧野守インタビュアー)

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