特高に奪われた青春
- サブタイトル
- エスペランティスト斎藤秀一の悲劇
- 編著者名
- 工藤 美知尋 著
- 出版者
- 芙蓉書房出版
- 出版年月
- 2017年(平成29年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 200p:挿図
- ISBN
- 9784829507179
- NDC(分類)
- 289
- 請求記号
- 289/Sa25
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 主要参考文献:p199-200
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき
プロローグ
私と鶴岡
本書執筆の端緒となった一本の電話
斎藤秀一取材のため櫛引町を訪れる
第1章 斎藤秀一とエスペラントの出会い
斎藤秀一の短い生涯
山形の禅寺の長男として誕生
駒沢大学でエスペラントと出会う
山下芳太郎と「カナモジカイ」
第2章 新しい「国際語」エスペラント語
エスペラント語の生みの親ザメンホフ
新しい「国際語」をつくる
日本におけるエスペラント運動
プロレタリア・エスペラント運動
第3章 治安維持法と特高
治安維持法の施行
特別高等警察の創設
拷問の黙認
GHQの「人権指令」により特高は廃止
罷免の不徹底に業を煮やしたGHQの「公職追放指令」
第4章 プロレタリア文化運動と斎藤秀一
鶴岡のプロレタリア文化運動
池田勇作、郁夫妻の逮捕と拷問の実態
日本プロレタリア・エスペラント同盟(ポエウ)
エスペラント文学と秀一
秀一の卒業論文
第5章 特高が捏造した斎藤秀一事件
斎藤秀一事件の背景
警察側から見た斎藤秀一事件
事件を捏造した特高係・砂田周蔵
第6章 郷里山形の小学校教師に
大学卒業後の進路に迷う秀一
妹静子の死
学生生活に別れを告げる
大泉小学校大平分教場に赴任
第7章 秀一逮捕
大正末期~昭和初期の情勢
『庄内の旗』の発刊
疲弊する農村と教員弾圧事件
大平分教場を一年で去ることに
さらに奥地の八久和分教場に異動
治安維持法違反で逮捕
秀一逮捕を批判する新聞論調
釈放されるも二度目の逮捕
暗号化された秀一の日記
教師解雇、プロレタリア文化運動に積極的に関わる
庄内方言の研究に打ち込む
第8章 薬包紙に綴った抵抗の詩
友人の石川俊康
悲劇に終わった結婚
一九三六年から三八年にかけての厖大な研究著作
東北帝大図書館に勤める
治安維持法違反で突然の逮捕
獄中で薬包紙に綴った抵抗の詩
あとがき
参考文献
資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。
- 担当:
- 図書情報部 図書係
- 電話番号:
- 03-3222-2573
- FAX:
- 03-3222-2626

