特攻隊語録

プロローグ
　
第一章　特攻にみる清冽な詩情
名もなく強く美しく―私は一兵士の死をこのうえもなく尊く思う
気高い捨て石の精神―国家が特攻を必要とする、故に俺は志願した
桜花のごとく潔く―桜咲く日本は、あまりに美しい祖国なり
　
第二章　人を恋うる詩
忘れ得ぬ人へ―もう一度お会いしたかった
愛する妻へ―俺にとっては日本一の妻であった
可愛い妹へ―立派な日本の娘になって幸福に暮して下さい
いとしい幼子へ―父恋しと思はば空を視よ
　
第三章　恩愛の固い絆
父への想い―次代には親孝行者に生まれて参ります
兄への決意―なつかしい旭兄様の笑顔、きっと仇はうちます
弟への教え―立派な人になって、み国のために働いて下さい
　
第四章　母に捧げることば
母を慕うまごころ―軍人になっても、母が恋しいのであります
日本の母の強さ―私はお母さんに祈ってつっこみます
母に捧げる感謝―心のこもる千人針が私の手に入りました
　
第五章　死にゆく十代の真情
肉親への熱い思い―決して決して心配しないで下され
湧きあがる闘魂―美事に若き生命に花咲かせて見せます
日本男子の本懐―熱望達せられ男児の本懐之れに過ぎるは無し
特攻・ひそかな誇り―郷里の名を汚す様なことは致しません
　
第六章　特攻隊の命の叫び
透徹した死生観―死する時、私情がないかぎりまず立派に死ねる
不撓不屈の精神―命令一下、男として見事散る決心です
祖国日本のために―我等の屍によって祖国が勝てるなら満足だ