旧アメリカ兵捕虜との和解

プロローグ　六五年目の謝罪

第一部　捕虜たちの戦前・戦中・戦後
出征
フィリピン防衛
捕虜―地獄の始まり
強制労働の日々
一九四四年～四五年
解放
帰郷
　
第二部　元捕虜、日本企業を訴える
一九九九年―すべてが始まった年
二〇〇〇年―日米両政府を巻き込んだ訴訟
二〇〇一年―米議会の支援とその終焉
訴訟の終結とその後への展望
　
第三部　訴訟棄却のあとで
娘と書いた英語論文
ウェブサイトの開設
捕虜の歴史を辿る旅
　
第四部　ついに始まった日本との対話
「平和友好交流計画」
ボブの死
開かれた突破口
招聘プログラム実現までの紆余曲折
　
第五部　元捕虜の日本再訪
第一回招聘
東日本大震災
和解交流の充実
もらえなかったレスターの勲章
　
第六部　最終章を書くために
新しい挑戦―企業への働きかけ
ドンの死
三菱マテリアルからのアプローチ
進展しない三菱マテリアルの謝罪
謝罪の会に向けて
歴史的謝罪の会
岡本行夫氏が果たした役割
　
第七部　残された問題
オバマ大統領の歴史認識
日本政府によるロビー活動
オバマ大統領の広島訪問がもたらした失望

エピローグ　次の世代に渡されたバトン
あとがき