日本の戦争責任についての認識
- サブタイトル
- 編著者名
- 歩 平 著
- 出版者
- グローバル科学文化出版
- 出版年月
- 2017年(平成29年)6月
- 大きさ(縦×横)cm
- 24×
- ページ
- 584p:挿図,肖像
- ISBN
- 9784865160192
- NDC(分類)
- 210.75
- 請求記号
- 210.75/H81
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
前書き
中日間の共同的な歴史研究から
三つの異なる面から見た歴史問題
「語境」―民衆歴史認識の異なる形成背景
お互いに理解促進するのは学者としての責任
第一編 敗戦―日本人の精神の大崩壊
「玉音放送」は歴史認識の「伏線」を埋めていった
「聖戦」思想の崩壊
「騙された」を発見―初歩的な目覚め
「神風特攻隊」の空しさ
社会の表と裏
知識人の「転向」と日本共産党の最後抵抗
小川武满医者・・精神崩壊からリフレッシュまで
第二編 東京裁判―外部が戦争責任への追及
「戦争責任」を追及―外部それとも内部に源を発する?
東京裁判の対象
東京裁判の法廷と準備
裁判管轄権の論争に関して
起訴状
判決
東京裁判の意義
東京裁判の欠陥
「東京裁判史観」―造り出された概念
「東京裁判」に直面―粟屋憲太郎との対話
第三編 「悔恨の共同体」―内部から戦争責任に対しての追及
「戦争を始めたの責任」それとも「戦争失敗したの責任」
誤った道に引かれた戦争責任の追及
「一億人総懺悔」―欺瞞性の戦争責任論
天皇の戦争責任
民衆主体意識の目覚め
「国家に忠誠」を拒否―大熊信行の思考
「悔い共同体」―丸山真男の思考
日本人の戦争認識の問題―藤原彰先生との対話
家永三郎様・・「無作為」を反省する学者
戦争責任の問題を検討―仏教僧侶の大東仁との対話
第四編 アジア向けの戦争加害についての認識
ベトナム戦争と日本人の戦争加害意識
南京大虐殺問題に関する検討
家永三郎先生と教科書訴訟
加害角度からの戦争責任思考
「毒気島」上で発生した物語
「岐阜・2001年会」
日本での「毒気ショー」
第五編 盲目から覚悟まで―戦争経験者の思考
日本戦歿学生記念会(わだつみ会)
「中国帰還者連絡会」(「中帰連」)
季刊「中帰連」
「犬死」についての討論
苦しい記憶と反省
山辺悠喜子・・八路軍に参加した日本人
三尾豊・・「鬼」から人間への元日本憲兵
第六編 「広島から南京まで」
原爆から水爆まで
「原爆」一号―吉川清
平和都市の建設
矛盾からスタートした平和運動
広島民衆の反戦反核立場の形成
原爆爆発の被害と日本の加害
広島平和運動の考え直し
教育の重要性
広島の訴えと戦争責任
平和運動は直面する新問題
8月の広島
第七編 歴史修正主義の活躍と「戦後責任」の思考
「侵略戦争」性質についての争論
歴史認識論戦の焦点の一つ―「従軍慰安婦」の問題
「自由主義史観」―危険の傾向
「自由主義史観」が生まれた国際原因
「自由主義史観」と「大東亜戦争史観」
「新しい歴史教科書」の歴史観
「新しい歴史教科書」の戦争責任認識
「歴史教科書の記載が全面的に逆戻り」
女性性犯罪に対する国際審判法廷
「戦争責任」と「戦後責任」
靖国神社と戦後責任問題
国境を越える歴史認識を築く
斎藤一晴・・社会責任を負う大学生
古厩忠夫・・行動している学者
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