岩手の教育物語 上巻
記録写真 昭和一年(一九二六)―昭和三十年(一九五五)
凡例
ごあいさつ
教育の「使命感」に根ざして(日本教育公務員弘済会会長/岩手県教育弘済会理事長 石橋幸男)
祝辞
理想への願いをこめた証言(岩手県知事 中村直)
岩手教育史の遺産(岩手大学長 船越昭治)
二十一世紀への貴重な示唆(岩手県教育委員会教育長 高橋健之)
昭和に至るまでの岩手の教育―藩政時代・明治及び大正期
大正15年 昭和1年 1926―昭和10年 1935
昭和初年代
大正15年 昭和1年 1926 元号「昭和」、希望と不安の幕開け
昭和2年 1927 大正デモクラシーの残映
昭和3年 1928 不戦条約締結・県内では〝陸軍特別大演習〟
昭和4年 1929 世界大恐慌の年・世相憂色濃く……
昭和5年 1930 失業と貧困のなか、小学校教員の減俸案も
昭和6年 1931 満洲事変勃発、県内では〝道徳・郷土教育〟が
昭和7年 1932 満洲国の〝建国と〟五・一五事件のはざまに……
昭和8年 1933 連盟脱退の年・本県では津波と豊作
昭和9年 1934 凶作と〝疑獄〟の年、根を下ろした綴方教育
昭和10年 1935 二年続きの凶作の年・思想統制強化
資料 時間割/岩手県教育会夏期・冬期練習帳/通信簿
用語解説
昭和11年 1936― 昭和20年 1945
昭和十年代
昭和11年 1936 雪の朝の二・二六事件・ベルリンオリンピック 〝前畑ガンバレ〟
昭和12年 1937 盧溝橋に響く銃の音・日中戦争始まる
昭和13年 1938 戦線の拡大と戦時体制の確立
昭和14年 1939 教育の軍国化のなか、盛岡高等工業創立
昭和15年 1940 〝金鵄輝く日本〟・新体制運動のもとで
昭和16年 1941 東条内閣成立、ついに太平洋戦争へ
昭和17年 1942 〝嚇嚇たる戦果〟の暗転、国民は窮乏生活
昭和18年 1943 戦局いよいよ暗雲・学徒出陣と勤労動員
昭和19年 1944 配色濃厚に、国民総決起の非常措置
昭和20年 1945 ポツダム宣言受諾・八月十五日ついに敗戦
資料 教科課程月案/。複式学級時間表/冬期・夏期練習帳/通信簿
用語解説
昭和21年 1946―昭和30年 1955
昭和二十年代
昭和21年 1946 廃墟からの再出発と教員組合の結成
昭和22年 1947 民主化政策の推進と新学制
昭和23年 1948 学制改革の推進と民主的教育のために
昭和24年 1949 敗戦の影を引きずっての新秩序づくり
昭和25年 1950 新教育の息吹のなか、朝鮮戦争の影
昭和26年 1951 教え子を再度戦場へ送るまじ
昭和27年 1952 講和条約の発効・市町村教委発足の年
昭和28年 1953 真の独立をめざしての苦悩と決断と対立
昭和29年 1954 「教育二法」の混乱・僻地教育に曙光
昭和30年 1955 政治対決の激化と堅実な教育の営み
資料 教科課程と時間数・生活時間/時間割と生活時限/通信簿/試験問題
用語解説
参考・引用文献
証言者人名索引