明日へのかけ橋
はじめに(伊賀孝子)
今年こそ(杉山千佐子)
声が出る限り体が続く限り(山科和子)
阪神大震災に思う(片山甚市)
刊行によせて(小山仁示)
大阪大空襲一覧
大阪大空襲を綴る
なにくそっ、強く生きるんだ(福田賢治)
夾竹桃の花(品川筆子)
生後二時間、空襲が奪った足(藤原まり子)
焼け跡に金庫がひとつ(中川今)
戦後五十年に添えて(新城千栄子)
母と生き別れ(鈴木信子)
覚えていない痛み(秋山紀美子)
苦しい想いのなかでのお正月(伊賀孝子)
空襲とダブった阪神大震災(伊賀孝子)
未だに忘れない(美馬勇)
娘のつらさを想う(長尾高)
父を亡くし祖母と生き別れ(牧野房江)
思い出すのは苦しいです(平木和臣)
家と家族とを奮った戦争(吉見正)
孫たちには味わせたくないこのつらさ(吉田初枝)
思い出したくないあの時の惨状(大谷米治郎)
遺骨を抱いて帰る虚しさ(酒井菊枝)
小さい生命への気遣いを忘れまい(西村芳和)
よくここまで生きてきたな(井上和子)
もっと終戦が早ければ(染森千保子)
両親を奪った直撃弾(佐野トキ)
防空壕で四時間、猛火と格闘(浜岡成鷹)
夜はいつ明ける 私は戦傷の語り女(田村フネ)
忘れることのできない思い出(吉見八重子)
その日の堺―炎の川の中で―(材本裕子)
私の戦争は今も続く
忘れられぬ地獄絵(濱田歌子)
生涯忘れられない日(志水輝光)
一筋の血涙(北得綾子)
貧しくとも平和な世界に(松野醇)
ある少女の一生(勝田則子)
生えてこなかった足(安野輝子)
阪神大震災に思う(安野輝子)
戦いのつめあと(小見山重吉)
五十年の沈黙を破って(森岡惇)
私の戦争は今も続く(萩原敏夫)
戦後五十年を生き続けて(宮本キミエ)
おわりに
資料―「戦時災害援護法要綱」