週刊誌風雲録
- サブタイトル
- ちくま文庫
- 編著者名
- 高橋 呉郎 著
- 出版者
- 筑摩書房
- 出版年月
- 2017年(平成29年)5月
- 大きさ(縦×横)cm
- 15×
- ページ
- 270p:挿図,肖像
- ISBN
- 9784480434432
- NDC(分類)
- 051
- 請求記号
- 051/Ta33
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 2006年1月文藝春秋刊の文庫化
- 昭和館デジタルアーカイブ
プロローグ
第一章 ザラ紙・ヤミ紙からの出発
〝六階行き〟を命ず/人と会い、話し、「当用日記」に書きとめる/〝出版ブーム〟の陰に用紙難アリ/センスのよい〝鬼軍曹〟
第二章 「週刊朝日」の時代
連載小説が定期購読者をつかむカギ/小説のはずが、瓢箪から駒で……/サラリーマン読者を開拓した吉川英治/ツキを呼んだ「富栄の日記」/「ニュース大衆誌」の萌芽/喧嘩と手打ち/美空ひばりのトップ記事/草柳大蔵の夢、梶山季之の夢/菊池寛賞を受賞する/ライバル週刊誌の勃興/朝日に〝雑誌屋〟はいなかった
第三章 「週刊新潮」の登場
アイデアは脱「週刊朝日」、ヒントは「ニューヨーカー」/草柳流ライター心得/「マスコミ通り、文学通り、マルクス通り」/陰の天皇・斎藤十一/剣豪小説『柳生武芸帳』の誕生/シバレン、吉田茂と人気連載がヒットする
第四章 開花したストリート・ジャーナル
「俗物主義」を徹底させた斎藤・野平コンビ/面白い原稿は倍の長さに書き直させる/「左手の中に〝私〟を握りしめながら右手で書く」/ストリートの情念/山口瞳『男性自身』を生み出した男/井上光晴のコメント主義/新米編集者がつかんだ一枚の名簿が……/徳間康快の決断と「アサヒ芸能」/風俗記事も特ダネで/事業拡大と見果てぬ夢
第五章 ブームの幕開け
「週刊明星」の参入/三島由紀夫が連載エッセイを/ライター・梶山季之の産声/〝鬼の室伏、仏の梶山〟/「皇太子妃は決まった!」、校了直前に現われたのは……/スクープと報道協定/雑誌の〝社風〟とライターの気質
第六章 戦国時代の到来
「週刊文春」の創刊/トップ屋集団・梶山グループの誕生/「人と会うために酒を飲め」/「あさっては皇太子さまのご結婚……」/「下山事件」を掘り起こす/原稿料は酒代に消え……/「文春の牧歌時代は終わった」/サラリーマン読者と「週刊現代」/雑誌は消えても、ライターは残った
第七章 ビジュアル誌の先駆け
ミッチー・ブームの蚊帳の外だった「女性自身」創刊号/誌名、定価、表紙―創刊時の三つの決断/読者調査は都会と農村/広告増収を生み出した〝デラックス化〟/準デスクだった種村季弘/児玉隆也の企画力/児島襄と竹中労/美空ひばりを描いた芸能ジャーナリズム/「週刊平凡」のリライターをつとめた女性作家
エピローグ
あとがき
文庫版あとがき
主要参考文献
解説(中田建夫)
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