図書目録テンノウ キカンセツ ジケン資料番号:000062366
「天皇機関説」事件
- サブタイトル
- 集英社新書;0878D
- 編著者名
- 山崎 雅弘 著
- 出版者
- 集英社
- 出版年月
- 2017年(平成29年)4月
- 大きさ(縦×横)cm
- 18×
- ページ
- 254p
- ISBN
- 9784087208788
- NDC(分類)
- 323
- 請求記号
- 323/Y48
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次
はじめに
第一章 政治的攻撃の標的となった美濃部達吉
貴族院の菊池武夫が口火を切った美濃部攻撃
美濃部攻撃の陰の仕掛け人・蓑田胸喜
美濃部達吉が述べた「一身上の弁明」
当代随一の憲法学者・美濃部達吉
国会の内外でエスカレートする「美濃部叩き」
第二章 「天皇機関説」とは何か
天皇機関説と天皇主権説(天皇神権説)
上杉慎吉と美濃部達吉の「機関説」論争
文部省も加わった天皇機関説の排撃運動
美濃部擁護の論陣を張った「帝国大学新聞」
昭和天皇も認めていた天皇機関説の解釈
第三章 美濃部を憎んだ軍人と右派の政治活動家
「陸軍パンフレット」に対する美濃部の批判
軍人勢力各派は「機関説問題」にどう反応したか
右翼団体による「機関説排撃運動」のエスカレート
騒動を岡田内閣打倒に利用しようとした立憲政友会
美濃部が『憲法撮要』に記した「統帥権」の意義
第四章 「国体明徴運動」と日本礼賛思想の隆盛
次第に追い詰められた岡田啓介首相
急激に力を持ち始めた「国体」というマジックワード
岡田首相の第一次国体明徴声明の発表
さらに激しさを増した美濃部と機関説への糾弾
消えかけた火を大きくした美濃部の「第二の弁明」
第五章 「天皇機関説」の排撃で失われたもの
窮地に立った岡田内閣と第二次国体明徴声明
天皇機関説事件から二・二六事件へと通じた道
美濃部の学説と共に排斥された、自由主義と個人主義
際限なく称揚される「天皇」「国体」という錦の御旗
実質的に機能を停止した日本の「立憲主義」
あとがき
「天皇機関説事件」に関する年表
参考文献
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