図書タイシュウ ト シミン ノ センゴ シソウ000062365

「大衆」と「市民」の戦後思想

サブタイトル1~10
藤田省三と松下圭一
編著者名
趙 星銀 著
出版者
岩波書店
出版年月
2017年(平成29年)5月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
xxviii,384,4p:肖像
ISBN
9784000611978
NDC(分類)
309
請求記号
309/C52
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

プロローグ 「大衆民主主義」再考
序章 「大衆」と「市民」の概念史
「大衆」と「大衆社会」
欧米の場合
高畠素之と「大衆」
「市民社会」と「市民」
「civil society」と「bürgerliche Gesellschaft」
福沢諭吉の「独立市民」とマルクスの「市民的社会」
『政治学事典』(一九五四年)における「大衆」と「市民」
 
第一章 敗戦と自由
藤田省三―内面の命令への服従
敗戦の衝撃
普遍者の生産とマルクス主義
「谷(きわ)まれる自我」
松下圭一―文明の中の習慣の蓄積
日常性の崩壊
原点としてのロック
「シビル」と「ポリチカル」
多元主義政治理論
 
第二章 天皇制と現代
藤田省三―未完お近代
「天皇制」とは何か
権力の集中と水平化
政治的人間
松下圭一―民主化と大衆化
大衆社会論争
大衆、天皇、民主主義
 
第三章 市民と政治
藤田省三―原人的市民
知識人と大衆
六〇年安保と「市民改革」
「反動化」の季節
六〇年代半ばの変容
松下圭一―市民の条件
二重の「二重構造」
六〇年安保に対する冷静さ
技術と政治
 
第四章 先進産業社会の二つの顔
藤田省三―合理的なものと理性的なもの
藤田とフランクフルト学派
柔らかい全体主義の誕生
松下圭一―「政治ぎらい」の政治学
富と美徳
政治学と政治科学
 
終章 「国家に抗する社会」の夢

あとがき
人名索引