図書キョクゲン ジョウタイ ノ シンリ000062333

極限状態の心理

サブタイトル1~10
戦時体験の追想と課題
編著者名
坂田 一 著
出版者
法政出版
出版年月
1997年(平成9年)2月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
209p
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/Sa37
保管場所
閉架一般
内容注記
「極限状態の行動心理」の普及版 文献あり
和書
目次

追想
 プロローグ
 青年時代の世相
 社会人、そして応召
 教学局の勤務
 二回目の応召
 「満州国」入り
 北辺への哀悼
 太平洋戦争に入る
 戦時下の様々
 若者たちの追憶
 承徳へ転勤
 軍の逃避行
 忠霊塔での別離
 敗戦、そして捕虜
 中国の朋友
 シベリア送り
 ウランバートルの生活
 缶詰工場
 政庁の建築現場
 石灰溶きと便所掃除
 電柱の穴掘り
 員数計算ができない監視兵
 工場の生産管理
 身体の衰弱
 「暁に祈る」事件の吉村隊長
 吉村哲学
 日本人とドイツ人
 自浄的リンチ
 食べ物
 性への関心
 無縁な情緒の世界
 アムラルト病院
 沈黙と笑い
 脱走
 ノモンハン事件の残留者
 帰還

課題
Ⅰ 国家統制と階級意識
 抑留問題を世に問う
 抑留問題の本質
 上部構造の権力行使
 ノモンハン事件の犠牲者
 あゝ鶴よ
 残留子女と沖縄の冷酷
 強権をふるった軍部
 戦争責任
Ⅱ 極限状態の心理と人間の尊厳
 抑留と心的規制の変化
 体験による分析
 情報
 ノルマの犠牲
 仕事
 家族
 生きるということ
 心の糧
Ⅲ 戦争と恩讐
 讐のいろいろ
 恩のいろいろ
 恩讐の彼方に
Ⅳ 差別意識の実態
 差別の問題
 戦争と差別問題
 日本人の差別意識
 軍隊の差別
 寄せ場の差別
 冷たい人間関係
 釜ヶ崎の寄与
 回顧と反省
Ⅴ 卑屈の実態
 日本人捕虜の卑屈
 卑屈の根源
 苛酷な村八分
 とりまく社会の圧力
 教育の影響
 時代の推移
 情報機関に対する苦言
Ⅵ 戦争の防止
 戦禍
 贖罪
 「満州国」時代の反省
 戦争防止の抵抗
 ドイツとの対比
 自戒を求む
Ⅶ 平和の悲願
 人類普遍の原理
 広く国際協力の手を
 世界平和の達成のために
 平和達成の条件
 未熟な国民と強権的指導者

あとがき
参考文献