図書目録ブタイ オ マワス ブタイ ガ マワル資料番号:000062214

舞台をまわす、舞台がまわる

サブタイトル
山崎正和オーラルヒストリー
編著者名
山崎 正和 [述]/御厨 貴 編/阿川 尚之 編/苅部 直 編/牧原 出 編
出版者
中央公論新社
出版年月
2017年(平成29年)3月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
363p:挿図,肖像
ISBN
9784120048838
NDC(分類)
289
請求記号
289/Y48
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

補訂おぼえがき(苅部直)
第一回 満洲時代の記憶
山崎家の家系と祖父・正董/満洲医科大学の教授となった父/奉天の小学校時代/一時帰国/終戦前夜/満洲での終戦体験/父の死、引き揚げ
 
第二回 鴨沂高校、京都大学文学部時代
引き揚げ直後の京都/新制高校併設中学三年/鴨沂細胞/京都大学文学部へ/教養部時代―共産党活動からの離脱/美学専攻へ/高校、大学時代の文学体験
 
第三回 劇作家としての出発、アメリカ留学
戯曲第一作「凍蝶」/京都の演劇研究グループと「凍蝶」上演/「世阿彌」執筆の方法/千田是也演出・主演「世阿彌」/学者か、芝居書きか/フルブライトからの誘い/イェール大学ドラマスクール/英語に翻訳された「世阿彌」/ニューヨーク暮らし
 
第四回 大学紛争の渦中で
編集者・粕谷一希氏との出会い/中央公論社のサロン/学園紛争始まる/社会的病理現象としての学園紛争/首相秘書官・楠田實氏からの呼び出し/学園紛争の中の知識人たち/国際関係懇談会/さまざまなフロント/中央公論社の紛争/『鷗外 闘う家長』/
自民党政権と学者グループ
 
第五回 劇作・評論活動の展開
東西移動の効用/佐藤首相の印象とPSR/「反体制とはわれわれのほうである」/国際交流基金設立のきっかけ/大学内の三つの派閥/アングラ演劇の興隆と衰退/近代日本の知識人における自我の欠如/『室町記』と『海の桃山記』/自画像としての鷗外論
 
第六回 関西圏に根を下ろす
大阪大学への異動と演劇学講座創設/関西という不思議な地域/大阪・関西復興運動/政治のリーダーシップの欠如/関西問題は全日本問題/『不機嫌の時代』/「不機嫌」と実存の「不安」/積極的無常観/コロンビア大学の思い出
 
第七回 サントリー文化財団設立の頃
時代の「気分」と「構造」/『おんりい・いえすたでい'60s』/浅利慶太氏と小隊長の精神/サントリー文化財団設立の構想/サントリー学芸員と地域文化賞、そして研究助成/サロンの形成と自由な社交/財団旗揚げ当時の陣容と活動/大平内閣の「環太平洋構想」/
防衛論争とレイマン・コントロール/「鼎談書評」の楽しみ、そして著作集刊行
 
第八回 一九八〇年前後の文芸ジャーナリズム
サントリー文化財団の文部省認可/役所との交渉の難しさ/若衆宿としての文壇/江藤淳氏の不満/過渡期の文芸ジャーナリズム/パトロネージュの将来/文壇的エシックスへの嫌悪
 
第九回 『アステイオン』創刊
海外向け政府広報誌の編集顧問に/トラブルと新雑誌創刊/通産省の没落の始まり/『アステイオン』創刊と国際的活動の展開/論壇時評欄を席捲した『アステイオン』論文/財団関係者の死
 
第十回 セリフの演劇の復権と阪神・淡路大震災
六〇年代後半以降の演劇状況/リアリズムを乗り越えるもう一つの方法/劇作家と演出家の本来の仕事/ひょうご舞台芸術/阪神・淡路大震災ののちに/日本の演劇批評
 
第十一回 地方私立大学の現場で
新国立劇場の歴史的意義/竹下内閣、海部内閣との関わり/宮澤首相の印象/東亜大学への異動/東亜大学学長時代
 
第十二回 知識人の政治参加をめぐって
国際合同研究の展開/中央教育審議会の会長に就任して/日本の義務教育における課題/小渕首相の細かな気配り/小泉内閣時代の三つの懇談会/現実政治へのコミットメントと諦念/近代日本の第一世代/近代日本の第二世代以降/「戦後民主主義の子」
「山崎正和オーラルヒストリー」への接近法 ―あとがきにかえて(御厨貴)
山崎正和略年譜
オーラルヒストリー実施記録
人名索引

図書目録のお問い合わせ

資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。

担当:
図書情報部 図書係
電話番号:
03-3222-2573
FAX:
03-3222-2626