図書目録トッコウタイ エイガ ノ ケイフガク資料番号:000062204

特攻隊映画の系譜学

サブタイトル
戦争の経験を問う 敗戦日本の哀悼劇
編著者名
中村 秀之 著
出版者
岩波書店
出版年月
2017年(平成29年)3月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
ix,306,6p:挿図
ISBN
9784000283816
NDC(分類)
778
請求記号
778/N37
保管場所
開架一般
内容注記
文献あり
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

凡例
序章 「戦争の経験」と特攻隊映画
 
第一章 表象としての特攻隊―ニュース映画とグラフ雑誌
「生きている神様」の創出―敷島隊の表象
死の儀礼―〈昇天〉と〈蕩尽〉
特攻隊表象の形式と論理
 
第二章 〈状況〉としての特攻隊―戦時下の劇映画
戦争末期の映画界と実現しなかった特攻隊映画
「国民」の特攻隊映画―『必勝歌』(一九四五)と『乙女のいる基地』(一九四五)
敗戦日本を哀悼する―『最後の帰郷』(一九四五)
 
第三章 〈体験〉としての特攻隊―ポスト占領期の特攻隊映画
〈運動体〉としての特攻隊映画―『雲ながるる果てに』(一九五三)①
戦後特攻隊映画の範例(パラダイム)―『雲ながるる果てに』(一九五三)②
範例からの展開―『人間魚雷回天』(一九五五)
 
第四章 娯楽としての特攻隊―高度経済成長初期の特攻隊映画
特攻の「活劇」化―『人間魚雷出撃す』(一九五六)
特攻隊映画の「むずかしさ」―『最後の戦斗機』(一九五六)と『殉愛』(一九五六)
範例からの退行―『「雲の墓標」より 空ゆかば』(一九五七)
 
第五章 ジャンルとしての特攻隊―撮影所時代の特攻隊映画
ジャンル化とその諸相
作家たちの抵抗と折衝
ジャーナリズム映画批評による総括(一九七四)
 
終章 〈記憶〉としての特攻隊―ポストモダンの特攻隊映画
特攻隊映画における〈証言〉と〈記憶〉
ポストモダンの特攻隊映画における〈記憶〉の構築と表象の変容

特攻隊映画・作品リスト
あとがき
索引

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