「満洲移民」の歴史と記憶
- サブタイトル
- 一開拓団内のライフヒストリーからみるその多声性
- 編著者名
- 趙 彦民 著
- 出版者
- 明石書店
- 出版年月
- 2016年(平成28年)7月
- 大きさ(縦×横)cm
- 22×
- ページ
- 558p:挿図
- ISBN
- 9784750343792
- NDC(分類)
- 334
- 請求記号
- 334/C52
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 参考文献: p540-551
- 昭和館デジタルアーカイブ
序章
問題の所在
先行研究のレビューと課題設定
分析の枠組み・方法・資料
本書の構成
第一部 歴史社会のなかの満洲
満洲移民事業の歴史―展開・送出・崩壊・戦後
はじめに
満洲における日本人の進出
展開―試験移民期(一九三二-一九三六年)
送出―本格移民期(一九三七-一九四一年)
崩壊―移民崩壊期(一九四二-一九四五年)
満洲移民の戦後期(一九四五年八月-)
おわりに
長野県における満洲移民送出のプロセスと地域的基盤―大正期から一九四五年までを中心に
はじめに
大正期における長野県の「海外発展」の活動
南米移民から満洲移民への転換
おわりに
満洲開拓をめぐる集団的記憶―長野県第七次中和鎮信濃村開拓団を事例として
はじめに
第七次中和鎮信濃村開拓団の入植経過
満洲における信濃村開拓団の生活
敗戦・引揚げの記憶
中和開拓団の戦後
おわりに
第二部 個人経験のなかの満洲
フィールドワークの記録
はじめに
フィールド調査概要
インフォーマントの概観
満洲開拓をめぐる個々人の記憶と語り―第七次中和鎮信濃村開拓団を中心に
はじめに
集団引揚者の事例
中国残留婦人の事例
中国残留孤児の事例
未帰還者の事例
満洲開拓をめぐる現地社会の人々の記憶と語り
はじめに
フィールド調査地の中和鎮と慶陽農場
満洲開拓をめぐる現地社会の人々の経験
支配される現地社会に関する考察
おわりに
第三部 戦後のなかの満洲
戦後中国の残留日本人政策
はじめに
一九四六年から一九四八年の土地改革と残留日本人
新中国の成立と残留日本人に対する国家管理
残留日本人の在留と国籍
おわりに
中国残留日本人の戦後体験―第七次中和鎮信濃村開拓団を事例として
はじめに
中国と日本という二つの社会を生きる
おわりに
満洲開拓をめぐる「記憶の場」の形成と継承―戦後の日本社会における集団引揚者の事例を中心に
はじめに
敗戦直後の日本社会における集団引揚者の状況
「抑圧された」満洲開拓の記憶
満洲開拓にまつわる「記憶の場」の生成
満洲開拓という記憶の継承に向けて
おわりに
はじめに
地域、集団における満洲移民の歴史と記憶についての検討
個人の経験からみた満洲移民の歴史
満洲移民の戦後史についての検討
今後の課題
あとがき
参考文献
索引
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