図書ショウワシ ノ テンノウ000061996

昭和史の天皇

サブタイトル1~10
角川文庫 満州国の最期
編著者名
読売新聞社 編
出版者
角川書店
出版年月
1989年(平成1年)3月
大きさ(縦×横)cm
15×
ページ
480p
ISBN
4041739047
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/Y81
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

ソ連参戦
通告うけ〝万事休す〟 全面進攻の一報 大砲も戦車も不足 主力をごっそり転出 不発の〝宣戦布告〟 守り中心の新作戦 各軍こっそり南下 キバを抜かれたトラ 知らな過ぎた情報 心残り、偵察飛行 公然と侵攻訓練 ソ連側にも不安 初動の遅れ六時間 勝算なき抗戦命令 
総司令官は留守 おそかった敵の進撃 満州より朝鮮を守れ 堅い張総理の表情 皇帝溥儀(ふぎ)も通化へ 居留民置き去り 新京(しんきょう)駅前に集まれ やっと避難民列車 野砲もない第一線部隊 意表をつく敵戦車隊 壮烈な白兵戦を展開 家族も絶望の自決 興安嶺へ死の
脱出 玉音(ぎょくおん)放送三日後に白旗 東部国境の悲惨 孤立し、相つぐ玉砕 素手(すで)で牡丹江を死守 敵の重戦車が殺到 ついに決死隊を募る 最少犠牲で停戦へ
 
関東軍の最期
新京の満軍が反乱 玉音(ぎょくおん)放送に放心、号泣 真相確認に東京へ 和戦めぐり激論 司令官発言で結論
 
皇帝溥儀(ふぎ)
ソ軍侵攻で通化へ 「可」の字に示す抵抗 日本の皇室を敬愛 都落ちに猛反対 満州国最後の会議 総理ら再び通化へ 満州国ついに解体 庭先で涙の別れ 空港で捕われ抑留
 
流亡の民
目をおおう無秩序 荒っぽいソ連兵 シベリア行きも〝物〟次第 新京に八路軍進駐 奪いつくされて・・・・・・ リンゴの歌に泣く
 
開拓団の人々
お国のためと三十二万 敗北信じぬ安楽郷 竹ヤリで襲撃を防ぐ 悲し自決の合い図 炎の中〝バンザイ〟 声も出ぬ真相発表 転廃業で集団移住 日ソ断交の急通達 爆撃、避難の道封ず 警備隊を編成し集結 略奪のあげく撲殺 万策尽き毒薬配る 脱出の列を襲う匪賊(ひぞく) 
錯乱、死を急ぐ女子 〝警察隊長〟の裏切り 行く手をはばむ戦車 兵隊さん、助けて! 生き地獄そのもの わが子の胸に刃を 生き残り組は四散 ついに生き抜いた 雨つき夜の脱出行 一難去ってまた一難 栄養失調と凍傷 若妻、戦車に突撃 殺気だつ自決会議 率先、家族を
始末 病人は置き去り 背中の赤ん坊餓死 道迷い堂々めぐり ソ連機を焼き打ち ヤミの中、戦車の音 包囲され、砲弾の雨 児童、木ヤリで突撃
 
解説(松崎昭一)