九州8月15日 終戦秘録
帝国最後の賭「菊水作戦」
迫る沖縄作戦
初の陸軍特攻、知覧から出撃
陸海協同の航空総攻撃
〝鹿屋基地〟と永田市長
〝戦艦大和〟の最期
義烈空挺隊発進す
決戦に備える「九州大要塞」と福岡空襲
敵十一月上陸と断定
「結合作戦」の準備
芳仲中将第一線へ
十六キロの洞窟要塞
四段構えの堅牢さ
「九州要塞」と大本営の構想
福岡空襲六月十九日
第一弾、新柳町に
土居町十五ビルの惨事
放棄された都市防衛
「九州要塞」と「軍事特別措置法」
九大・生体解剖事件と処刑事件
第八十八帝国議会と吉田事件
わずか五分間の判決
生体解剖事件
石山外科と担当者たち
四回も続いた生体実験
白昼・校庭の捕虜斬殺
報復処刑つづく
敗戦の前夜
沖縄進攻と近づく米軍上陸
快速機「J7」の開発
戸塚総監と終戦特使
「ポ宣言」受諾派と終戦派
継戦叫ぶ安倍参謀
継戦派町田大佐の九州政府構想
切込隊を組織した鹿児島県
九州八月十五日
「玉音放送」とその波紋
残員処置で十四名斬首
特攻機五千、大分第五航空艦隊
宇垣中将特攻機で出撃
「米軍進駐」と混乱する全九州
一即発の五航艦
終戦拒否の声
草鹿長官の固い決意
終戦叫ぶ西村副長
一触即発の危機
捨身の説得つづく
全軍一の早期復員
鹿屋基地は大混乱
大命順応の西部軍
奇怪!家の買いあさり
安倍参謀〝決戦命令〟
誤まられた伝達書
精鋭「菊池隊」のうごき
はじめて「詔勅」を確認
遅かりし〝特殊任務〟
油山自決事件
九州軍需監理局の将校決起
逸る青年グループ
同志集めに山降る
「油山」を憂う副田
終戦の事実徹底へ
最後の〝決意〟迫られる
青酸加里握る学生
胸うつ寺尾の説得
酒に託した「成仏問答」
近藤、涙と共に読む
気抜けした街・人
伝えられた〝御前会議〟の模様
黙する長島と寺尾
不吉な予感
婚約者へ遺書
銀杏城下の嵐
甦える〝神風連の血〟
〝重大放送〟に揺らぐ
信じられない〝降伏〟
恋人と最後の別れ
隊長に決起を迫る
驚く右翼の面々
遂に決起した〝義勇軍〟
〝球磨義軍〟の旗着物
〝生命不要の者集れ〟
聞こえた神の声
十日間の籠城終わる
米軍の進駐
米軍の鹿屋進駐決る
草鹿、永田を訪問
進駐を憂うる市長
〝海軍に裏切られた〟
見事な陸軍の撤退
米軍、鹿屋に進駐
演習のような米兵
続く〝空のベルト〟
その夜火薬庫爆発
消え去る話題の人
戦犯調査の嵐
舞台再訪
雪の知覧へ
不死鳥の基地・鹿屋
忘れられた志布志陣地
福岡城内の西部軍司令部跡
あとがき