図書目録ワレラ ザイマン ショウコクミン資料番号:000061946

われら在満小国民

サブタイトル
興隆と破滅の中で愛国少年は何を見、何を体験してきたか
編著者名
井口 利夫 著
出版者
ほおずき書籍
出版年月
2014年(平成26年)7月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
270p
ISBN
9784430000000
NDC(分類)
916
請求記号
916/I24
保管場所
閉架一般
内容注記
文献あり
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

はじめに
 
満州国が出来た
生まれた年に満州事変
 
征け満州へ
いいぞ広い満州は/父の渡満
 
満州へ渡る
満州への長い旅
 
北の守りを守るなり
綏化街
 
北大街の暮らし
始まった新しい生活/団らんの時/中国人警察官とのこと
 
松木街の暮らし
社宅へ移る/尊敬されていた鄧さん/社宅での生活が始まる/紀元節の朝/引っ越した家/楽しかった鶏のアパート/二匹の白豚/おもちゃに馬を/真夏に氷の見える井戸/知識を広めてくれた写真画報/軍艦模型づくりに熱中/大きかった綏化地震/初めて見た大火/馬占山がいた街
/綏化公園/ラジオが来た/日米開戦の朝/満州に住む故郷の人たち/叔母の霊魂/寒さの利用/難産で生まれた妹
 
小学校の生活
綏化在満小学校/森勢潔先生/体操コンクール落選/畑づくり/ヒマの栽培
 
在満国民学校の生活
綏化在満国民学校/カラスのぶら下がり/紀元は二千六百年/宮本茂先生/黒沢校長先生/校歌が出来た/在満小国民の歌/面白い先生/面白かった劇の会/初めて見た実弾射撃/伊与部先生/登校と下校/大好きだった陳先生/恐ろしかった中国人青年/泥んこ道と野良犬
/満州についての学習/子どもの遊び/悪ガキ
 
盛んだった兵士との交流
対空監視哨/匪賊討伐と犠牲者/いつも見ていた演習/記念日の招待/スケート場づくりの援軍/飛行隊/降旗准尉/大屋伍長/保泉上等兵/憲兵隊へ遊びに行く/関特演だったんだ/空中戦演習/欧州にも関心が
 
入院生活
本当は盲腸炎/ハルピン赤十字病院への入院/元気だった人の死/手術は成功/両腕のない中国少年/またの入院と病室の人たち/三度目の入院/兵営慰問/二烈士の碑/祈りの白系ロシア人老婆/伊藤博文暗殺の場所/やっと学校へ戻る/島崎藤村の死/対米英戦争へ進んでいた日本
 
綏化の街で見たもの
もの盗り―ショウトル/犯罪人の列/結婚式/お葬式/旧正月/父の仕事/汚い/纏足
 
撫順市へ
受験/ひどい
 
炭都撫順へ
撫順市/保証人/入学して/忠節とは死ぬことである!/厳しい学校生活/さまざまな先生方/二人の中国人生徒/配属将校/強まる戦時教育色/故郷への贈り物/腎臓炎で入院/敵性語廃止で佐藤先生が退任/久しぶりの登校/学徒動員/満州飛行機への動員/義光寮の生活/通勤
/作業場/激しくなった敵の攻撃と空襲/満州飛行機工場被爆/B29の残骸を見る/動員の中止
 
撫順へ戻る
三ヶ月で一年分の授業を/撫順炭坑機械工場へ/動員されたさまざまな人たち/兵隊が来た/新しい熟練工が来た/学校行事の行軍
 
迫る緊迫感
覚悟していた父/志願兵/学校が兵舎になった/新型爆弾投下
 
ソ連の参戦と満州侵攻
苦難の始まり/八月十五日/始まった中国人の暴行/満鉄社員に/父が帰って来た/情報のない不安な日々/ソ連軍の侵攻/恐怖の一夜/ソ連兵の無知と傍若無人/綏化からの避難民/三上君一家/連行される日本兵/暴動/シベリアへの連行/機械などの施設も略奪/使役
/つかまり使役/情報がない不安/悲惨/佐々木さんのこと/突き落とされた我が家の暮らし/崩れていく神国日本への思い/昭和二十一年の正月/寂しい閉校式
 
国共内戦
ソ連軍の撤退と中共軍の占領/公開処刑/中央軍が攻めて来る/銃殺されるのか/「早く早く、開けてくれ」/目の前で見た銃殺/国府軍占領下の街/使役でのこと/ささやかな平和の時/帰国準備
 
帰国へ
帰国の準備/出発の日/葫蘆島へ/リバティV17号/美しい祖国/ふるさとへ
 
私が見てきた満州国の姿
はじめに/軍事力で支配していた満州国/理想だった五族協和/軍と国策会社の社会/さまざまな日本人がいた/いつも心に故郷があった/満州国で受けた教育/日本人が住みやすい満州国/日本の大事な資源国で工業生産国/日本人の技術と資本/情報統制と無情報の怖さ
/満州の中国人への思い/他国を侵している自覚のなさ/おわりに

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