長谷川町子
- サブタイトル
- 「サザエさん」とともに歩んだ人生 ちくま評伝シリーズ〈ポルトレ〉
- 編著者名
- 筑摩書房編集部 著
- 出版者
- 筑摩書房
- 出版年月
- 2014年(平成26年)8月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 176p
- ISBN
- 9784480766120
- NDC(分類)
- 726
- 請求記号
- 726/H36
- 保管場所
- 地下書庫和図書
- 内容注記
- 文献あり 年譜あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
プロローグ
第一章 『サザエさん』がメジャーデビューするまで
連載開始は終戦からわずか八か月後の混乱期だった/サザエさんのモノ語りは福岡を舞台にスタート/一度上京してマンガ家デビューの後、東京から福岡へ/新聞社で絵画部に配属されて漫画ルポを担当する/新聞社をやめて『サザエさん』の連載を始める/『サザエさん』の家族が海にまつわる名前を持っている理由/夕刊フクニチで休載を復活を何度も繰り返す/地方紙から全国紙へと活躍の舞台は広がる
第二章 先生はのらくろ―町子の修業時代
姉の影響を受けて三、四歳から絵を描き始めた/国民的スター、田河水泡に憧れて漫画家を志す/田河水泡と『のらくろ』に秘められた物語とは?/面白い漫画の描き方は自分でしか発見できない/漫画家としてのユーモアのセンスの元になったのは落語/内弟子生活でホームシックにかかる/十一か月の短い弟子入り生活に終止符を打つ
第三章 町子のユニークすぎる家族たち
父・勇吉は子煩悩なマイホームパパだった/父の死が町子が漫画家になるきっかけとなる/教育熱心な母親が町子の未来を開いた/再上京後、母の決断で『サザエさん』の単行本化を図る/『サザエさん』の記念すべき第一巻は不評を買う/第二巻で見事にリベンジ。『サザエさん』の快進撃が始まる/姉・毬子は挿絵画家として活躍するも、途中で筆を折る/妹・洋子は大学を中退して文芸の道を進む
第四章 日々の創作をめぐる苦しみと喜び
町子たちの時代は漫画家がストーリーも作画もひとりで担当/アイデアをひねり出すことの大変さに生涯悩む/たったひとりで孤独に悩み続ける/自宅を仕事場にして漫画を描き続ける/最初の読者は妹・洋子。その協力で作品を選りすぐる/サザエさん一家のモデルとは?/休載を繰り返しながら四半世紀にわたる長期連載を乗り切る/がんを発症。手術で胃の五分の四を切り取る/もう一つの傑作『いじわるばあさん』のモデルは町子自身
第五章 町子が描き出した昭和の物語
『サザエさん』から見えてくる“昭和”という時代/街頭紙芝居からテレビへ、そして駄菓子屋からコンビニへ/住まいからちゃぶ台が消えて食事スタイルが変わる/昭和の中頃まで自宅にお風呂があるのはまだ珍しかった/高度経済成長のツケが公害という形で現れた/食生活が欧米化して大きく変わった/和装から洋装へ、手作り服から既製服へ/便利な電化製品が家庭にどんどん入ってきた/女性の社会進出はまだまだ遅れていた
エピローグ
巻末エッセイ 「世代を超えた『サザエさん』の意味」(夏目房之助)
年表
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