東京を愛したスパイたち

日本の読者へ
序文
　
第1章　ワシーリー・オシェプコフ―格闘技「サンボ」の創始者
伝記の始まり
赤坂
墓場の端っこでのロマン
講道館
万世橋駅前の記念碑
東京復活大聖堂(「ニコライ堂」)
ロシア帝国大使館
アジト、非合法の会合
伝記の結末
　
第2章　リヒャルト・ゾルゲ―諜報団の首魁
伝記
東京のホテルのバーで
自宅のゾルゲ
バイク乗り、衝突事故を起こす
みんなから見える場所で
「ケテル」の黄金
「フレダーマウス(こうもり)」の胎内から「富士」の高みへ、そして「アジア」へ
六本木の外国人とその友たち
死、愛、不朽―巣鴨監獄から多磨墓地まで
　
第3章　キン・キリュー(ロマン・キム)―ソ連流国際探偵小説の元祖
伝記
大学のある首都(東京)で
爆破された都市
　
第4章　忘れられたスパイたちの足跡を求めて―戦後の東京で
雪降る中を逃亡したラストヴォロフ
大仏を「寝かせた」コーシキン
「スパイ気取り」のプレオブラジェンスキー
「ディンドン」にやって来たレフチェンコ
　
訳者あとがき
本書関連略年表(1860-2005)
主要引用・参考文献一覧
主要人名索引
主要地名索引