図書ショウワシ000061870

昭和史 上

サブタイトル1~10
松本清張と私
編著者名
渡部 昇一 著
出版者
ビジネス社
出版年月
2016年(平成28年)12月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
233p
ISBN
9784828419251
NDC(分類)
210.7
請求記号
210.7/W46/1
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

序章・『昭和史発掘』に疑義あり
松本清張氏と私
調査ジャーナリズム・ふたつの金字塔
松本清張氏の「暗黒史観」
 
第1章・陸軍機密費問題【軍部】
三百万円はどこから出たか
機密費を活用した明石大佐
第一次大戦とシベリア出兵
尼港事件・共産パルチザンの残虐行為
大正末期から昭和初期はデモクラシーの時代だった
軍部を憎んだ中野正剛
中野正剛・自殺の謎
 
第2章・石田検事の怪死【謀殺】
石田検事怪死事件
死の謎を追って
政治の闇について
 
第3章・朴烈大逆事件【国家】
怪写真騒ぎ
国家を呪う朴烈の思想
天皇打倒を指令した「二七年テーゼ」
金子文子の「悲惨な境遇」と朴烈の「その後」
過去を見る目
 
第4章・芥川龍之介の死など【作家の死】
「ぼんやりした不安」とは何か
女性遍歴をできる時代のどこが「暗黒」か
芥川の「感覚」と清張氏の「推理」
宮本顕治への配慮は疑問
小林多喜二の死
 
第5章・北原二等卒の直訴【軍隊】
北原事件と部落解放運動
浄土真宗の果たした役割
靖国神社を攻撃する仏教徒はだれだ
福岡連隊事件
特進将校・武藤中尉
北原二等兵の傍若無人
軍隊のなかの左翼分子
直訴と天皇の「ご威光」
その後の処分
北原二等兵は日本だから生きられた
部落解放運動の諸相
 
第6章・日本共産党の問題【共産党】
初期共産党略史
コミンテルン指令「天皇制廃止」
共産主義者と天皇制
大正時代の明るさについて
モスクワで批判された福本理論
武装する共産党
治安維持法で死刑はひとりも出なかった
日本は進んだ国だった
共産党リーダーと青年将校
『昭和史発掘』の欠落はどこに由来するのか
日本の「穏やかさ」
スパイMの正体
銀行強盗事件から共産党の影を消そうとする清張氏
スパイM・波乱の生涯
 
第7章・満洲某重大事件【満洲】
張作霖と関東軍
張作霖の爆死
満洲某重大事件は日本の侵略のはじまりか
満洲における日本の「特殊権益」とは何か
満洲はシナではない
麻のごとく乱れていたシナ大陸
名著『紫禁城の黄昏』
『紫禁城の黄昏』の重要な指摘
『紫禁城の黄昏』はなぜ東京裁判で証拠採用されなかったのか
溥儀と満洲国
シナ本土のその後の動き
「田中上奏文」はシナがデッチあげた怪文書だ
なぜ張作霖は狙われたのか
満洲独立の動き
昭和天皇のご意見が抑えられた悲劇