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占領期小学校習字

サブタイトル1~10
戦後書道教育の出発点 毛筆習字の排除と復活をめぐる攻防
編著者名
信廣 友江 著
出版者
出版芸術社
出版年月
2011年(平成23年)3月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
455p
ISBN
9784880000000
NDC(分類)
375.73
請求記号
375.73/N91
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献:p448-454
和書
目次

序章
研究の目的と問題の所在
研究の目的と課題設定の理由
研究の視点
占領期における教育関係の文献・資料と先行研究
本研究に関連する文献と資料
先行研究と研究課題
 
第一章 占領以前の小学校毛筆書字教育
学制以降の小学校毛筆書字教育
明治前期の小学校「習字」
国語の成立と「国語書キ方」
小学校毛筆書字教育と一般社会の書道状況
国民学校「芸能科習字」
国民学校の成立と「芸能科習字」
書道教育史における「芸能科習字」
 
第二章 占領教育政策と小学校「習字」の廃止
CIEの書道および「習字」に対する認識
占領方針と占領初期の教育政策
日本語表記ローマ字化問題
CIEの書道および「習字」に対する見解
昭和22年度学習指導要領(試案)と小学校「習字」の廃止
現職教員の「習字」に対する見解
新教科課程の作成経緯と「習字」の廃止
昭和22年度学習指導要領(試案)における「習字」の取り扱い
「習字」廃止の背景―CIEの見解
 
第三章 小学校「習字」の復活をめぐる攻防
占領下の書道状況と「習字」復活・振興活動
占領初期の書道状況
「習字」復活・振興の活動
国語科教育関係者による「習字」復活に対する見解
新学制における国語科の趣旨
国語科教育関係者による「習字」に対する見解
学習指導要領国語科編修委員会による「習字」に対する見解
文部省による「習字」に関する全国調査
CIE・文部省による「習字」復活に対する見解
CIE・文部省による書道団体に対する対応
小学校担当官ヤイデーの見解
CIEにおける「習字」に対する基本方針
 
第四章 教育課程審議会と小学校「習字」の復活
教育課程審議会における「習字」に関する審議
教育課程審議会と書道団体の活動
初等教育教育課程分科審議会と書道団体の活動
初等教育教育課程分科審議会小委員会における審議と答申
昭和26年改訂版学習指導要領(試案)における「習字」の復活に向けた攻防
「小学校の教科と時間配当」の発表と昭和26年改訂版学習指導要領(試案)
「習字」の実施をめぐる文部省と書道団体の攻防
 
終章
「習字」教育の基本理念の転換
「習字」存廃に対する書道人の意識の所在
「習字」復活に対する評価
「習字」存廃に見る今日的課題
 
後記
参考文献
写真・図版一覧