時代がもとめ、時代にこたえた日立の75年
ごあいさつ
第1章 自主技術の確立をめざして
日立製作所前史・小平浪平、日立の地へ
修理工場から製作所へ・日立製作所誕生
重なる試練を乗り越えて・10,000馬力の水車、そして大火災
株式会社日立製作所となる・久原鉱業から分離独立
関東大震災と日立・関東復興を第1の任務として
世界大恐慌の波にもまれて・電解槽2,500台完成
事業の発展は人にあり・明治43年、徒弟養成所設立
小平浪平と創業の精神
第2章 未曾有の拡大、そして破壊
国産工業会社を合併・充実した設備のもとで
飛躍する電機工業・多方面にわたる注文を受けて
世界へ雄飛する日立製品・輸出1号は電気扇風機
緑のなかの中央研究所・10年20年先を
拡大する日立・日中戦争から太平洋戦争へ
破戒された日立・資材・労働力不足、大空襲
第3章 一からの出直し
瓦れきの中からの再出発・なべ・かま作りから
創業精神は死なず・倉田新社長のもとで
動き出した工場・朝鮮特需と自主技術の再建
大容量・高性能の水車・発電機の生産・電源開発計画を受けて
生産性向上に向けて・原料部門の分離と新工場の設立
押し寄せる電化の波・鉄道からエレベーターまで
三種の神器とともに・家庭電化ブーム
電子の時代に向けて・エレクトロニクスの揺籠期
第4章 高度成長のなかで
豊かな社会のために・社会に生きる日立
総合エネルギーメーカーへ・火主水従、そして原子力
プラントラッシュ・技術革新と設備投資のなかで
情報化に応えて・ICとコンピュータ
国際化の推進・世界に通じる技術
豊かな暮らしを求めて・カラーテレビとともに
第5章 エレクトロニクスの開花
社会との調和を求めて・高度成長のかげりのなかで
低成長時代に対応して・石油危機の到来と企業体質の強化
エネルギーの安定供給を求めて・石油代替エネルギーの開発
エレクトロニクス時代の核・最先端を行く日立
コンピュータがつくる情報ネットワーク・幅広いシステムに貢献
VTRの普及・家電品へのエレクトロニクスの応用
省エネルギー、省力化の要請に応えて・フレキシブルな生産システムを
海外のニーズ拡大に対応して・多角的な国際活動を展開
第6章 社会に貢献する日立
成長分野への移行・エレクトロニクス分野の拡大
高度情報化社会の進展のなかで・システム、ソフトウェアへの対応
エレクトロニクスを身近なものに・先端技術の積極的な活用
産業・社会のハイテクノロジー化に応えて・高効率なシステムで対応
多角的、総合的なエネルギー開発・原子力から新エネルギーまで
調和ある国際事業の展開・世界の日立をめざして
独創技術で時代を先取る・成長の基盤は技術開発
21世紀を迎えるために
時代と日立と製品と(年表)