図書アユカワ ヨシスケ000061712

鮎川義介

サブタイトル1~10
日産コンツェルンを作った男
編著者名
堀 雅昭 著
出版者
弦書房
出版年月
2016年(平成28年)3月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
332p
ISBN
9784863291317
NDC(分類)
289
請求記号
289/A98
保管場所
閉架一般
内容注記
文献あり 年譜あり 索引あり
和書
目次

はじめに

Ⅰ 山口での薫陶
 没落士族の子
  《革命派・井上一門としての意識》
 キリスト教との出会い
 井上馨の還暦記念
 山口高校時代の恩師たち

Ⅱ 反骨とアメリカ
 東京帝国大学
 職工生活と北海道
  《日露戦費調達プラン》
 工場見学と日比谷焼打ち
 第一回渡米―日本人ではじめて可鍛鋳鉄を学ぶ
  《工業技術の実験場アメリカ》
 矢頭良一の飛行機製造の夢
 第二回渡米―『人生の行路』

Ⅲ 北九州での拠点づくり
 戸畑鋳物の創立
 久原鉱業の経営と若松移住
 小倉での生活
  《門司の果物店》
 戸畑製鉄から東洋製鉄へ
 第三回渡米でのゲーリーとの出会い
 貝島炭鉱の改革
 下松工業地帯ユートピア構想を歩く
 未完の小倉築港

Ⅳ 日産コンツェルンの誕生
 「共立企業」の時代
  《トバタ発動機》
 別府の別荘
 久原鉱業への返り咲き
 一文字海岸埋立てと戸畑冷蔵
 北一輝と日本産業の出現
 墨絵をはじめる
 満洲事変と日産コンツェルン
 プレミアム稼ぎと日産自動車の創業
 日本炭礦の設立
  《謎のユダヤ人満洲移住計画と朝鮮海峡海底トンネル》
 萩史跡産業博覧会の日産館

Ⅴ 満洲に向かうユートピア
 GMからグラハムへ
 社会主義者・浅原健三との接点
 山陽無煙株式会社と日産化学工業
 コロムビアとビクター
 『物の見方考え方』の出版
 キブツをモデルにした満洲重工業開発
 鮎川家の記念碑
 上海視察で描いた絵
  《美代夫人の最初の満洲訪問》
 アドルフ・ヒトラーと会う
  《ソ連の自動車工業に感心する》
  《ロマノフカ村で見た共産社会の限界》
 日米戦回避の工作
 満洲への諦めと満洲投資証券株式会社
  《伊豆大島ユートピア構想》
 義済会による大原社会問題研究所の救済
  《上智大学「四谷キャンパス」になった紀尾井町の屋敷》

Ⅵ 戦後に引き継がれたもの
 巣鴨プリズン
 中小企業助成会と日本版TVA構想
 革命を待つ心
 戦後のテレビ放送と正力松太郎
 産業計画会議と鮎川道路構想
 東京モノレール
 東洋大学の名誉総長となる
 没後の追想録

補遺 夢の跡
 幻の大分化学工業と湯布院ダム計画
 千代田テレビジョン計画の挫折と東京スタジアム構想

鮎川義介年譜/あとがき/主要参考文献/主要人名索引