図書アイクラ ヒサト ニキク ショウワカヨウシ000061704

相倉久人にきく昭和歌謡史 

サブタイトル1~10
編著者名
相倉 久人 著/松村 洋 編著
出版者
アルテスパブリッシング
出版年月
2016年(平成28年)9月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
320p
ISBN
9784865591460
NDC(分類)
767
請求記号
767/A25
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

はじめに(中安亜都子)

第1回 榎本健一(エノケン)を聴き直す
海の向こうの歌を日本化する
エノケンのリズム感
舞台で生まれる歌
ポップスの崩壊
ダイナ繚乱
楽器を勝手に弾く
観客に投げ返す

第2回 服部良一を聴き直す
上海と旧満州
ジャズ・コーラスとブルース
日本のジャズ
エキゾチックな南と北
ブギウギとアメリカ文化の流入
古い上着よさようなら

第3回 戦時歌謡を聴き直す(1)
陸軍幼年学校
金甌無欠揺るぎなき
出征兵士
流行歌の検閲
戦地では
国策と歌
紀元二六〇〇年
追い詰められて

第4回 戦時歌謡を聴き直す(2)
戦時下の日常生活
身につかない音楽
雑居文化
戦時の平等幻想
戦時下の少国民
決定的な音色
忘れ去られる歴史

第5回 美空ひばりを聴き直す
歌が巧いということ
ジャズ感覚のリズム感
川田晴久と美空ひばり
母と娘
作品を完璧に仕上げる
境界が崩れる

第6回 坂本九を聴き直す
訳詞家・相倉久人
日劇ウェスタンカーニバル
「上を向いて歩こう」
つなぐ人
本質と例外
テレビと九ちゃん
大切な歌

第7回 ハナ肇とクレージーキャッツを聴き直す
ジャズ系のユーモア
クレージーキャッツへの道
テレビと映画とクレージー
強烈な個性と仲の良さ
クレージーキャッツの時代
巨人・大鵬・卵焼き

第8回 アイドル歌謡を聴き直す
準優勝の人
山口百恵の急成長
マーケットの拡大とミクスチャー
百恵と聖子
変わる明菜、変わらない聖子
無意識過剰の奈保子
アイドル三角形

第9回 ニューミュージックを聴き直す
東京系都会派音楽
日本語と外来音楽の日本化
勘違いされたフォーク
有無を言わせないすごさ
日本語で歌うということ
身体感覚と音色
忌野清志郎という到達点
西洋コンプレックスと近代化主義の崩壊

第10回 平成の<昭和歌謡>を考える
グループとアレンジャー
洋楽のふりをする
”昭和”を使って
大きな歌謡曲界の崩壊
音楽が伝わるということ
多面的な自己と歴史認識の消滅

あとがき(松村洋)
主要参考文献一覧