図書コウシツ オ オマモリ セヨ000061703

皇室をお護りせよ!

サブタイトル1~10
鎌田中将への密命
編著者名
鎌田 勇 著
出版者
ワック
出版年月
2016年(平成28年)10月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
254p
ISBN
9784898314524
NDC(分類)
289
請求記号
289/Ka31
保管場所
閉架一般
内容注記
文献あり
和書
目次

第一章 日本の戦後を救った、厚木での「再会」
厚木の最も暑い日
「ミスター・カマダはどこだ」
昨日の敵と談笑
「殺される」覚悟でやってきた先遣隊
奇跡的な「再会」による戦後の始まり

第二章 人生最後と決めた日に「皇室をお護りせよ」の密命
北京で迎えた昭和二十年八月十五日
死より重い「新たな使命」
残された時間はわずか一週間
東久邇宮が手をついて
厚木飛行場は たる状況
日本人の飢える中、米軍食糧を用意
残された時間はあと二十四時間
準備はできた、あとは祈るのみ

第三章 「技術」を学んで
資源が乏しい日本を支えるのは技術
注目を集めた実弾射撃
上原元帥の一言が詮一の運命を変えた
入学許可を求めて直談判
研究スケールに目を見張る
驚くほど親切なアメリカ人たち
新聞は日本批判、町の人は親日的
アイム・ハングリー
日本に好感を持つ教授たち
アメリカの母、クーパー婦人

第四章 米軍の指揮官となった日本の工兵将校
手強い相手
工兵重視のアメリカ軍
家屋のまるごと渡河させる
数式を示して工兵の信頼を得た
アメリカ兵から慕われる
英語が得意でなくても
日本人の評価は高かった
剣道がフェンシングになった
アメリカ兵の強さ
気の重い密命
連隊長の配慮
マッカーサー参謀総長との対面
上原元帥への報告は叶わなかった

第五章 兵站を軽視して、勝つことはできない
ヨーロッパの要塞と交通
交通課長として東京湾を開く
陸軍省の局長会議に失望
アメリカの力を過小評価
朝鮮海峡のトンネル構想
戦時下の鉄道施設は予想以上に困難

第六章 マッカーサーが突然やって来た
工兵の絆
マッカーサー用の車が盗まれた
敗戦を思い知らされる
マッカーサー到着を誰も見ていない
早くも、テンチ大佐との別れ
何でもカマダに頼め
降伏文書は調印された
夜中、捨て身の訪問
日本再建への第一歩が始まる
アイケルバーガーとの交渉
杉本元帥の出頭
「鎌田、頼む」

第七章 「国民外交」で天皇陛下をお護りする
国民外交の舞台となった「本牧の家」
マッカーサー元帥が目の前に
国民党軍の名古屋進駐を阻止
米軍高官との信頼関係
アメリカの世論を変える
フォート・デュポンの緑
四人の集まり
皇族挙げての接待
米軍の対応が変化
上陸予定だった海岸線に涙したダン大佐
アメリカ世論は和らいできたのか
降伏調印式一周年パーティに招待されたが
天皇制度は維持された

あとがき

参考文献・資料一覧
鎌田詮一略歴