日英開戦への道
- サブタイトル
- イギリスのシンガポール戦略と日本の南進策の真実 中公叢書
- 編著者名
- 山本 文史 著
- 出版者
- 中央公論新社
- 出版年月
- 2016年(平成28年)11月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 315p
- ISBN
- 9784120049019
- NDC(分類)
- 210.75
- 請求記号
- 210.75/Y31
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 索引あり
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
序章 「シンガポール戦略」
「ジェリコ・リポート」/「シンガポール戦略」の起源/シンガポール基地建設案の採用とその後/センバーワン海軍基地/縮小される基地計画/政権交代とシンガポール海軍基地/建設開始と引き延ばされる建設期間/対自治領政策から対日戦略へ/帝国両端での脅威/シンガポール海軍基地の開港/「シンガポール要塞」の実情/約束の履行?/開戦/「プリンス・オブ・ウェールズ」撃沈/シンガポール陥落
第一章 太平洋のバランス・オブ・パワー
ワシントン会議に向けた海軍の準備/ワシントン会議に向けた陸軍の準備/ワシントン会議に向けた日英の基本方針/ワシントン海軍軍縮条約第一九条/陸軍の反対/新たなるバランス・オブ・パワーの成立/帝国国防方針/帝国国防方針改定/ジュネーヴ会議/ロンドン軍縮会議に向けて/ロンドン会議への基本姿勢/おわりに―「シンガポール戦略」と日本海軍
第二章 海軍軍縮体制の終焉
ロンドン会議と統帥権干犯問題/満州事変と第一次上海事変/海軍軍縮の終焉と第一九条/おわりに
第三章 世論の受け止め―一九二〇年代
基地との最初の遭遇/関東大震災とその後/労働党による一時休止/シンガポール海軍基地をめぐる日英の外交協力/シンガポール海軍基地と一九二〇年代の論客たち/おわりに―一九二〇年代の言論空間におけるシンガポール海軍基地
第四章 世論の受け止め―一九三〇年代
「一九三五~三六年の危機」/未来戦記とシンガポール海軍基地/反英論の盛り上がりとシンガポール海軍基地/頂点を迎える反英論/池崎忠孝『新嘉坡根拠地』/おわりに―一九三〇年代の言論空間におけるシンガポール海軍基地
第五章 一九三六年の南進策の再検討
南進策の浮上/「帝国国防方針」の改定/南進策の主唱者たち/おわりに―一九三六年の南進論
第六章 マレー・シンガポール攻略「作戦計画」の起源と進化
作戦計画なき「作戦計画」/マレー・シンガポール攻略作戦の起源/井本熊男の南洋視察旅行/「マレー・シンガポール攻略作戦」作戦計画の進化/おわりに―「作戦計画」の持つ意味とは?
第七章 欧州戦争の衝撃と南進
欧州戦争と日本/おわりに―一九四〇年の南進論
第八章 大戦略なき開戦
戦争への躊躇―一九四一年春/独ソ戦開戦前夜の状況/独ソ戦の衝撃/戦争への道/おわりに―隊英戦争から対米戦争への拡大
第九章 シンガポール攻略に向けた準備の完成
シンガポール攻略に向けた準備/おわりに
あとがき
注
人名索引
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