図書目録トクガワ ケ ガ ミタ センソウ資料番号:000061679

徳川家が見た戦争

サブタイトル
岩波ジュニア新書 ; 840
編著者名
徳川 宗英 著
出版者
岩波書店
出版年月
2016年(平成28年)9月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
209p
ISBN
9784005008407
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/To35
保管場所
開架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

まえがき

第一章 私が体験した昭和の戦争
 クーデター兵士を目撃した二・二六事件
 初の戦争体験は五・一五事件
 学習院の校舎も兵器工場に
 江田島海軍兵学校への入学
 海軍兵学校でのエリート教育
 躾教育の基本をなす「分隊制度」
 下ろさせた海軍大将の写真
 「格好悪くても生きろ」と教えた海軍
 奮戦むなしく鉄屑となった軍艦「大淀」と「利根」
 原爆投下の瞬間
 終戦の日の奇妙なまでの静寂
 終戦後、再会を果たした一家
 海軍兵学校長の最後の訓示
 江田島と七七期生のその後

第二章 戦争がなかった江戸時代
 海外から評価の高い「徳川の平和」
 争いの時代を終わらせた家康
 バランス感覚が冴える大名統制
 農民や寺社の統制は寛容性も重視
 江戸幕府の敗戦処理
 海外派兵をしなかった江戸時代
 自然災害や飢饉に向き合った幕府
 諸外国からの圧力と幕府の対策
 弱腰外交ではなかった開国交渉
 江戸を火の海から救った無血開城
 困窮した旧幕臣への対策

第三章 なぜ日本は無謀な太平洋戦争を始めたのか
 圧倒的な開きがあった日米の国力
 六十年間で倍増した日本の人口
 急速な人口増がもたらした食糧難
 貧困者を直撃した食糧難
 食糧難解決のための移民政策
 ハワイやブラジルへ出稼ぎ渡航
 失敗に終わった満州国への移民
 石油備蓄を進めた海軍
 失敗に終わった人造石油
 石油を断たれ、開戦を決意
 物資が断たれて敗戦の道へ

第四章 過去の日本の戦争から何を学ぶのか
 戦争はむごくて恐ろしい
 侵攻・侵略を続けた日本の戦争
 アジア周辺国を蔑視していた日本人
 「歴史に学ぶ」ということはどういうことか
 「大和ミュージアム」に思う
 今も続く輸入頼りの食糧と石油
 アメリカ頼りでは日本は守れない
 永世中立国スイスに学ぼう
 隣国に合併された島国とトルストイの小説
 磨かなくてはならない外交力
 江戸幕府が解決した離島所有権
 歴史についてもっと興味を持とう

第五章 徳川家が体験した昭和の戦争
 維新後、華族に列せられた徳川家
 総理に推された徳川家達
 テロ集団から命を狙われる
 全権団としてワシントン会議へ
 徳川好敏は日本のパイロット第一号
 戦後、アメリカから大歓迎を受ける
 規格外の九十年を生きた徳川義親
 父、春嶽に生き方を学ぶ
 反乱軍から玉音盤を守った徳川義寛
 決起した兵士に殴られた終戦の日
 慶喜の孫、徳川慶光は二等兵として出兵
 戦後、「普通の人」になった徳川家

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