「地勢」で読み解く太平洋戦争の謎
- サブタイトル
- PHP文庫 ; み53-1
- 編著者名
- 三野 正洋 著
- 出版者
- PHP研究所
- 出版年月
- 2016年(平成28年)7月
- 大きさ(縦×横)cm
- 15×
- ページ
- 285p
- ISBN
- 9784569765891
- NDC(分類)
- 391.2
- 請求記号
- 391.2/Mi45
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
第1章 日中戦争、太平洋戦争開戦の謎
●なぜ、日本と中国は15年の永きにわたって戦ったのか?
点と線の戦い
満州国の樹立
盧溝橋事件と全面戦争
●なぜ、日本は太平洋戦争直前にソ連と戦ったのか?
満州東の国境での張鼓峰事件
満州西の国境でのノモンハン事変
●なぜ、大日本帝国は戦争への道を選んだのか?
地理的、経済的な包囲網
戦争を食い止める方策
●真珠湾攻撃をめぐる5つの謎
日露戦争と重ねる真珠湾は……
コラム1 アメリカに勝てると考えた理由
第2章 シンガポール要塞、ミッドウェー海戦……攻勢期の謎
●なぜ、シンガポール要塞は簡単に陥落したのか?
世界最強と謳われた要塞
呆気ない陥落の理由
コラム2 イギリス海軍に圧勝したマレー沖海戦
●東京初空襲・ドーリットルの攻撃をなぜ防げなかったのか?
思いもよらぬ作戦
大胆極まりない発想
コラム3 ニューギニアを目指した真意
●なぜ、アリューシャンとマダガスカルで戦ったのか?
ミッドウェー作戦の陽動のために
イギリスの対日拠点・マダガスカル
●なぜ、ミッドウェーに向かい、大敗を喫したのか?
ハワイより日本本土に近い島・ミッドウェー
敗北の真因
●アッツ島、キスカ島、“なぜ”の連鎖
アリューシャン列島中央の島
アメリカ軍の反攻
コラム4 東郷元帥の教えは……アッツ島沖海戦
第3章 ソロモン、ガダルカナル……戦局転換期の謎
●第1次ソロモン海戦を戦局逆転に繋げられなかったのはなぜか?
ラバウルから1000キロの島
勝利のなかの失策
●第3次ソロモン海戦で、なぜ大魚を逸したのか?
日本海軍が待ち望んだ瞬間
指揮官に欠如していたもの
●ガダルカナル攻防戦は、なぜ大消耗戦となったのか?
各戦闘における損害
損失差を生み出したもの
コラム5 日本軍に協力した人々
●なぜ、山本五十六は“暗殺”されたのか?
アメリカ軍の行動半径内だったブイン
なぜ襲撃されたのか
コラム6 零戦の栄光と神話の終わり
●なぜ真珠湾の復讐、トラック島大空襲を防げなかったのか?
アメリカの真珠湾、日本のトラック
なぜ、攻撃を見破れなかったのか
第4章 日本陸軍による戦局打開策の謎
●日本陸軍はなぜ、珍兵器“風船爆弾”にこだわったのか?
アメリカ西海岸まで約8000キロ
アメリカ本土に到達したのか
コラム7 日本の戦車はなぜ貧弱だったのか
●なぜビルマで戦い、インパール作戦を決行したのか?
援蔣ルート遮断のために
ビルマでの敗因
●なぜ、日本陸軍最大の作戦は注目されずにいるのか?
北京から2000キロ以上南下の大作戦
作戦の意外な結末
コラム8 日本陸軍が新戦術、新型兵器に関心を持たなかった謎
第5章 マリアナ、フィリピン、硫黄島の謎
●なぜマリアナ沖海戦は、必勝の態勢から大敗したのか?
“絶対国防圏”の島々
予想だにしない悪夢
コラム9 B29による大爆撃を防げなかったのはなぜか
●なぜ、フィリピンが戦場となったのか?
東南アジアへの足場となる地
フィリピンをめぐる海戦
●スリガオ海峡の戦いはなぜ、惨敗を喫したのか?
狭い海峡での海戦
二つの敗因
コラム10 戦果が過大となった台湾沖航空戦
●フィリピンの陸上戦闘はいかに展開されたのか?
台湾、沖縄、九州に繋がる地
マニラをめぐる攻防戦
●なぜ、硫黄島が激戦地となったのか?
サイパンと日本の中間地の島
小笠原諸島が狙われなかった理由
第6章 沖縄戦、原爆投下、ソ連侵攻の謎
●なぜ沖縄が狙われ、戦艦大和が沖縄に向かったのか?
本土上陸作戦の後方支援基地として
戦艦大和、約1000キロ離れた沖縄へ
●なぜ、広島と長崎に原爆が投下されたのか?
二都市が軍都だったからか?
特別な目的
●なぜソ連軍の侵攻を予想できなかったのか?
精鋭部隊を失った国境の地
仮想敵国に仲立ちを依頼する愚
コラム11 日本が地理的に失ったもの
●第2次大戦の最後の戦いは、どこで行われたか?
ソ連と国境を接する島
日本軍、最後の勝利
コラム12 アメリカによる日本占領政策の謎
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