図書目録ヒバクシャ ニ ナル資料番号:000061647

<被爆者>になる

サブタイトル
変容する<わたし>のライフストーリー・インタビュー
編著者名
高山 真 著
出版者
せりか書房
出版年月
2016年(平成28年)7月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
319p
ISBN
9784796703536
NDC(分類)
369.37
請求記号
369.37/Ta56
保管場所
閉架一般
内容注記
文献あり
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

序論 <わたし>という視座からのアプローチ
 1 はじめに
 2 問題の所在
 3 「継承」の実践に携わる人びとが直面する現実
 4 「罪悪感」の同心円による「死者」の可視化
 5 フィールドに現われる<わたし>とMさん
 6 「被爆者になる」という語り
 7 本書の構成

第1章 <語りえないもの>と記憶の語り
 1 問題の所在
 2 被爆者調査史の再検討
 3 『反原爆』との差異
 4 米山リサによる普遍的言説の無効化
 5 言説分析の導入と、その限界
 6 ライフストーリー・インタビューから、新たな地平を切り開く

第2章 「長崎」の記憶の地図
 1 問題の所在
 2 「劣等被爆都市」へのアプローチ
 3 重要な仲介役との出会いから、フィールド
 4 三名の語り手との出会い
 5 継承という言説をめぐる語り手の位置関係
 6 Tさんとの出会い
 7 Yさんとの出会い
 8 Mさんとの出会い
 9 他者の語りを聞くことを、書くこと

第3章 「被爆体験」の身体的複製
 1 問題の所在
 2 ふたつの違和感
 3 死との遭遇
 4 生を回想すること
 5 反復する死についての語り
 6 死の衝動により現象する<わたし>という意識

第4章 被爆体験の言説化
 1 問題の所在
 2 原爆を語ること
 3 被爆遺構めぐり
 4 「爆心地」をめぐる媒介者たちの語り
 5 原爆の記憶の曖昧化と平和教育
 6 「生涯きえん、ものすご根強い」記憶
 7 もうひとつの「浦上」
 8 「被差別」へのまなざし
 9 「ひっかき傷をあたえる」

第5章 「被爆者になる」ということ
 1 「被爆者になる」という立場と、記憶の継承の可能性
 2 「被爆者になる」出発点としての<語りえないもの>
 3 石田忠と福田須磨子、<わたし>とMさん
 4 罪意識をめぐる円環
 5 「被爆者になる」ということ
 6 オーラル・ヒストリーによる記憶の継承の可能性

あとがき
参考文献

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