図書ショウワキ ノ ナイカク ト センソウ シドウ タイセイ000061644

昭和期の内閣と戦争指導体制

サブタイトル1~10
編著者名
関口 哲矢 著
出版者
吉川弘文館
出版年月
2016年(平成28年)10月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
300,8p
ISBN
9784642038560
NDC(分類)
312
請求記号
312/Se27
保管場所
閉架一般
内容注記
索引あり
和書
目次

凡例

序論 内閣機能強化の必要性
 一 先行研究の成果
 二 課題と構成

第一部 内閣機能強化の取り組み
 第一章 第一次近衛文麿内閣期の内閣制度改革論議
  はじめに
  一 第一次近衛文麿内閣における内閣機能強化の課題
  二 内閣制度改革論議の高まり
  三 近衛首相の積極的な関与
  四 確実な制度内対応へ
  おわりに
 第二章 平沼騏一郎内閣以後の内閣機能強化論議
  はじめに
  一 平沼騏一郎内閣期の内閣機能強化に関する動き
  二 阿部信行内閣期の内閣制度改革論議①―少数閣僚制の導入
  三 阿部信行内閣期の内閣制度改革論議②―総数閣僚制の破綻後
  四 米内光政内閣期の内閣制度改革論議
  五 第二・三次近衛文麿内閣期の内閣制度改革論語
  おわりに
 第三章 アジア・太平洋戦争期の内閣顧問と内閣機能強化構想
  はじめに
  一 東条英機内閣期の内閣顧問
  二 小磯国昭・鈴木貫太郎両内閣期の内閣顧問
  三 国家意思決定力の強化に向けて
  おわりに
 第四章 戦時期における帝国議会議員の活用と政治力強化
  はじめに
  一 内閣委員及各省委員の設置とその狙い
  二 内閣機能強化および政治力強化をめぐる議論
  三 内閣及各省参与委員の行政査察への参加
  おわりに

第二部 政戦両略の一致に向けた取り組み
 第一章 第一次近衛文麿内閣~小磯国昭内閣期における最高意思決定機関の運営
  はじめに
  一 五相会議の運営
  二 「閣議中心主義」から再び特定閣僚会議の開催へ
  三 大本営政府連絡会議の活動再開
  四 最高戦争指導会議の発足
  五 天皇の権威を意識した国家意思決定
  おわりに
 第二章 鈴木貫太郎内閣期の最高戦争指導会議と国家意思決定
  はじめに
  一 最高戦争指導会議の運営問題
  二 最高戦争指導会議構成員会議の提案と運営
  三 御前会議を主体とする国家意思決定の模索
  おわりに
 第三章 鈴木貫太郎内閣による水面下の意見調整
  はじめに
  一 最高戦争指導会議の運営目的の変更
  二 水面下の意見調整への関心
  三 最高戦争指導会議構成員会議がもたらした影響
  四 水面下の意見調整の試みと限界
  おわりに
 結論 国家意思決定における内閣の責任
  一 各省のまとめ
  二 総括と課題

あとがき
索引