図書目録ナショナリズム ノ ショウワ資料番号:000061606

ナショナリズムの昭和

サブタイトル
編著者名
保阪 正康 著
出版者
幻戯書房
出版年月
2016年(平成28年)11月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
715p
ISBN
9784864881005
NDC(分類)
210.7
請求記号
210.7/H91
保管場所
閉架一般
内容注記
索引あり
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

序章 集団の記憶と一人の記録
 
I 敗戦―講和
玉音放送
二の次の「人間宣言」
内包された国家像
全国巡幸の開始
〈天皇制下の民主主義〉と〈民主主義下の天皇制〉
昭和天皇の立脚点
吉田茂とGHQの関係
昭和天皇と吉田茂の認識の差
昭和天皇の距離感
宮中改革の端緒
「戦後民主主義」の表象
吉田茂の占領政策「改廃」要望
吉田茂の「同志」
講和条約発効時の「おことば」
開かれた皇室
 
II 昭和前期/二・ニ六事件
昭和十五年の位相
「一体化」を促した『国体の本義』
一君万民の絶対的空間
共産党幹部の転向声明の逆説
天皇に帰一させるための実習
「昭和維新」と陸軍パンフレット
農民=独立企業体という視点
二・二六事件の三つの位相
磯部浅一の獄中の手記
もう一つの二・二六事件
村中孝次の「大義」
擬似的な共同体
真の反乱軍となった第六中隊
新統制派の粛軍人事
ナショナリズムの死
軍国歌謡による「情念的支配」
作詞家武内俊子のナショナリズム
かるたが伝承する生活の規範
 
III 新統制派/太平洋戦争
橋本欣五郎の『第二の開闢』
八紘一宇の顕現
利用された郷土愛
「戦陣訓」の根幹
中柴末純の『日本戦争哲学』
『皇軍史』の独善
「陸海軍軍人ニ下サレシ勅諭」の空洞化
石川興二の『新体制の指導原理』
「万機公論ニ決スヘシ」
「帝国政府声明」の矛盾
「近代の超克」の波紋
〈多様な国民〉と〈一様な兵士〉
アッツ島玉砕における四つの事実
本土決戦という亡国の盲信
戦時下伏せられた二つの地震
 
IV 戦後―現在
朝日新聞の戦後八月十五日付社説
六〇年安保闘争と敗戦以前の共通項
「期待される人間像」
三島由紀夫の「意識上の鎖国」
田中角栄の「日本列島改造論」
オウム真理教の「現人神」に対する嗅覚
「9・11」と日本のテロリズム
政治家の昭和史の理解度
日本語の変節
「戦後」という元号
私と「ナショナリズム」の出会い
 
あとがき
初出ほか
人名索引

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