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航空機産業と航空戦力の世界的転回

サブタイトル1~10
明治大学国際武器移転史研究所研究叢書 1
編著者名
横井 勝彦 編著
出版者
日本経済評論社
出版年月
2016年(平成28年)12月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
x,390p
ISBN
9784820000000
NDC(分類)
538
請求記号
538/Y76
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献あり 索引:p381-390
和書
目次

序章(横井勝彦)
本書のテーマ
「軍縮下の軍拡」と航空機産業の世界的転回
本書の構成と各章のテーマ
 
第I部 両大戦間期
日本における陸軍航空の形成(鈴木淳)
はじめに
第一次世界大戦前の航空
第一次世界大戦開戦と青島戦の影響
第一次世界大戦期の進歩への対応
おわりに
日本海軍における航空機生産体制の形成と特徴(千田武志)
はじめに
海軍航空機生産体制の形成過程
海軍工作庁における航空機生産の実態
航空機製造会社の設立と生産
海軍航空機の技術移転の方法と国産化の帰結
おわりに
ドイツ航空機産業とナチス秘密再軍備(永岑三千輝)
問題の限定
ヒトラー・ナチスの政権掌握とミルヒ計画
民間航空網建設構想と戦後混乱期の航空機産業
ドイツ航空機産業の苦闘と国家
「ドイツ航空機技術の傑作」ユンカースG38とその市場性問題
最先端技術による世界的転回―輸出・ライセンス供与・人材派遣―
一九二九年春のドイツ航空機産業の要望と世界経済恐慌
むすびにかえて
ルフトハンザ航空の東アジア進出と欧亜航空公司(田嶋信雄)
はじめに
ルフトハンザ航空、欧亜航空公司と満洲航空株式会社
中央アジア・ルート案の浮上と、満洲航空・欧亜航空公司の接近
日独「満」航空協定および日独謀略協定の成立
日中戦争の勃発と欧亜航空連絡の挫折
おわりに
戦間期航空機産業の技術的背景と地政学的背景―海軍航空の自立化と戦略爆撃への道―(小野塚知二)
はじめに
戦間期海軍軍縮の状況と課題
日米両国の地政学的特徴
海軍航空の自立と戦略爆撃への道
むすびにかえて―「軍縮下の軍拡」の効果(魚雷と戦略爆撃)―
 
第II部 第二次大戦期および戦後冷戦期
ドイツ航空機産業におけるアメリカ資本の役割―ユンカース爆撃機Ju88主要サプライヤーとしてのアダム・オペル社(西牟田祐二)
はじめに―問題の設定―
アダム・オペル社のドイツ航空省への接近
ドイツ政府のGM本社への接近
アダム・オペル社のドイツ航空省からの最初の受注
第二次世界大戦勃発とドイツ政府、アダム・オペル社間のユンカース爆撃機Ju88部品供給をめぐる交渉
アダム・オペル社におけるコーポレート・ガバナンスの再編
おわりに
ラテンアメリカの軍・民航空における米独の競合―航空機産業、民間航空を中心に―(高田馨里)
本章の課題
戦間期における民間航空事業の発展
ラテンアメリカ諸国の軍・民航空分野へのドイツの浸透
ラテンアメリカにおける米独の競合
アメリカ政府による「脱ドイツ化」政策の開始
むすびにかえて
戦前・戦後カナダ航空機産業の形成と発展(福士純)
はじめに―植民地カナダと武器移転―
一九二〇年代におけるカナディアン・ヴィッカーズ社の航空機事業
カナディアン・ヴィッカーズ社による航空機事業の停滞と「再軍備」
カナディアの設立とカナダ航空機産業の再編
おわりに―戦後のカナディアとカナダ航空機産業
戦後冷戦下のインドにおける航空機産業の自立化(横井勝彦)
はじめに
独立以前における軍産学連携の形成
独立後インド空軍拡大の軌跡
軍産学連携の到達点
おわりに
 
あとがき(横井勝彦)
索引