日僑秘録

序章
　
第一章　鼎鑊の友
盟友曾琦
梁山泊の嬌聲
鼎鑊の友
　
第二章　日本の血路
玉音放送に哭く
覆面の日共代表
擾亂の北京
　
第三章　赤瀾の彼岸へ
中共への認識
赤瀾の彼岸へ
華北制覇の蔭に
西山協定成る
　
第四章　民族の盟約
秘密軍事會談決裂す
無法者部隊全滅
蔣介石代理と日本軍參謀
民族の盟約
　
第五章　牆に䦧ぐもの
招聘技術者と捕虜
在華日人技術者同盟
騎牆
　
第六章　華麗なる牢獄
赤い戀
陷穽
華麗なる牢獄
　
第七章　祖國なき人々
日本人民解放連盟
八路軍敵軍工作部
集中營の同胞
　
第八章　流謫の宴
市虎
辛苦(シンク)了吧(バ)
流謫の宴
　
第九章　悲しき胡笳
ますらをの生命
解放祝典に招かれて
大同への密使
悲しき胡笳
　
第一〇章　歸去來の辭
いざ歸りなん
迎えられぬ招聘
赤地流亡
　
第一一章　胡沙吹く嵐
傲骨不屈
忍辱の酒
死を超ゆるもの
金色の鬼
　
第一二章　流竄の旗
靠攏(カオルン)の徒
赤風の挑む
流竄の旗
　
第一三章　民族の郷愁
民族の郷愁
血に染む血
購われた盟約
　
第一四章　孤囚傷心
詐れる招宴
慇懃な捕縛
國賓と虜囚
　
第一五章　整頓三風
整頓三風
坦白(タンベイ)
朋を呼ぶ歌
　
第一六章　謫居の春
亞細亞は一つ
謫居の春
非命の友
　
第一七章　祖國えの道
張順屯にて
歸らぬ夫
祖國えの道
　
第一八章　衂られた大地
新しき出發
難路行
衂られた大地
　
第一九章　第二の開闢
後門の狼
贖罪の血
宿命の對決
第二の開闢
　
附錄
內省された自我―皇道學大意―
箸者略歷