花もひらかぬ一八のまま
- サブタイトル
- 沖縄戦で散った少年飛行兵の日誌
- 編著者名
- 平野 治和 編著
- 出版者
- 合同フォレスト
- 出版年月
- 2016年(平成28年)7月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 325p
- ISBN
- 9784772660693
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/H66
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
凡例
利男と15年戦争の年表
日本地図と利男の足跡
第1章 生い立ちから水戸陸軍航空通信学校入校まで
一枚の写真
父への手紙
大正デモクラシーと尋常小学校の教育
小学4年生時の日記
兄弟3人の約束
利男の家庭
軍国主義のたかまり
教育における軍国主義の徹底
治安維持法
尋常小学校から国民学校に
真珠湾攻撃
少年兵
陸軍少年飛行兵
東京陸軍航空学校を受験
東京陸軍航空学校に入校
少年飛行兵の教育目的
夏季休暇で帰省
東京陸軍航空学校での教育と生活
「東航」卒業
通信に分科決定
少年飛行兵の大量養成
少年飛行兵の研究
第2章 日誌を読むための知識
電信(電気通信)の歴史
陸軍航空通信学校
陸軍生徒時代と少年飛行兵時代
旧陸軍軍人の階級制度
内務班
通信生徒の1日
航空通信学校の教育
モールス符号と電鍵
暗号
戦場における航空通信の実際
沖縄航空戦における電信記録
通信学理と通信修技
通信機材の取り扱い
地区通信と機上無線
無線機
航法
第3章 修養日誌 一冊目 昭和18年4月5日~9月21日
この日誌について
就学時心得
(昭和一八年)
四・五 入校式
四・九 無線機、兵器授与式
四・一二 送信修技学課
四・一七 我等は弾下の通信を為す人間なり
四・一九 長音にして短点より難し
四・二四 靖国神社臨時大祭なり
四・二五 付近の農家を見て故郷に想いをはせ
四・二九 ガダルカナル島に於ける皇軍将兵
四・三〇 我等が崇拝し藤田東湖
五・一 火災呼集あり
五・三 我等は民族の為に闘う飛行兵なり
五・六 蓄電器を行う
五・九 体操演習
五・一一 朝香宮殿下の御巡視
五・一五 予防接種
五・一七 中隊長殿の精神訓話
五・一九 二班は成績悪し
五・二二 新に二字を習う
五・二七 電柱建設
五・三〇 アッツ島に於いて遂に全滅
六・二 内務検査
六・五 故山本元帥の霊
六・八 我等は純真に生きざる為に
六・一二 通信考査
六・二四 始めての飛行演習
六・二七 雨の中の駆足
七・五 遠操による通信
七・九 通信所開設
七・一七 飛行機射撃
七・二一 マラリアの教育
八・二 遊泳演習
夏季休暇の心得
八・八 夏季休暇で帰省
八・九 祖父とも言うべき人が危篤
八・二〇 我も何時かは白木の箱にて帰らんと
八・二九 夜飛行場で大空を眺めると、何時死してもよしとの感を生じたり
九・一 警戒警報
九・九 イタリアの無条件降伏を聞き
九・一六 発振に於いて水晶片が悪き為
第4章 修養日誌 二冊目 昭和18年9月23日~昭和19年1月31日
(昭和一八年)
九・二五 短期生徒に気合を入れる
一〇・九 露営は戦場気分
一〇・一三 配電図の説明
一〇・三一 戦陣訓の意義たるや
一一・一 九期生の教育短くなる
一一・一七 いよいよ考査
一一・二三 三所一系の通信修技
一二・一 少年飛行兵の第一歩
一二・二二 タラワ・マキン両島海軍陸戦隊の玉砕
(昭和一九年)
一・一 ほのぼのと明けゆく武蔵野
弟からの葉書
一・六 年老いし吾家を守る父母
一・一〇 地二号無線機
一・一五 体力検査
一・二五 暗号書の取扱い
〈所感〉
第5章 修養日誌 三冊目 昭和19年2月10日~6月10日
(昭和一九年)
二・一三 故郷を思えばなつかし、御国の為に死すは厭わねど
二・一五 新略数字
二・一九 敵はトラック島に至れり
二・二一 機上との無線演習
二・二六 マーシャル諸島における皇軍玉砕
二・二九 楠木正成たれ、白虎隊たれ
三・五 上等兵の離隊捜索
三・一二 あと半年で死地に趣く吾等
三・二〇 八期生の卒業式
三・二二 映画「雛鷲の母」を見て
三・二四 機上の演習見学
三・二五 吾霜やけになりし
四・二 飛行演習
四・九 羽黒山他力士の訪問
四・二四 玄米となる
四・二九 みやしろの勇士をしのびて思うかな 命捧げし吾身なれるを
五・三 蛙の声を聞き故郷の父母を
五・一〇 古賀連合艦隊司令長官の戦死
五・一九 人生と云う事につきて少し考うる所あり
五・二四 くだらぬ本を読みて注意を
五・二七 加古川と交信
五・三〇 機上要員として大命を拝す
五・三一 決死隊要員となる
六・二 飛行演習も精神に落ちつきを失う
六・一〇 加古川航法
〈詩〉
唐突に終わった日誌
第6章 水戸陸軍航空通信学校卒業から沖縄戦での戦死まで
加古川陸軍航空通信学校教育隊に勤務
鹿児島県鹿屋海軍航空基地西部第一六三部隊に編入
福岡県朝倉郡大刀洗航空隊分遣隊に移動
鹿屋基地に戻る
陸軍第九八戦隊
利男最後の手紙
戦死の公報
防衛庁防衛研究所戦史室の戦史叢書
特攻作戦
四式重爆撃機「飛龍」
沖縄付近上空で戦死
戦死の一報と宇木隊長の手紙
当時の福井新聞
利男は特攻隊か?
敗戦
母、善子のうた
参考文献
おわりに
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