図書ショウワ ジュウハチネン マボロシ ノ ハコネ エキデン000061201

昭和十八年幻の箱根駅伝

サブタイトル1~10
ゴールは靖国、そして戦地へ
編著者名
澤宮 優 著
出版者
河出書房新社
出版年月
2016年(平成28年)9月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
204p
ISBN
9784309277547
NDC(分類)
782.3
請求記号
782/Sa95
保管場所
開架一般
内容注記
和書
目次

まえがき―戦時下、「幻」と呼ばれた大会があった
 
第一章 箱根には正月が二度やって来る
駅伝の発祥
人力車夫伝説、明かずの踏切事件と戦時下の中止
青梅駅伝・・・・・・もうひとつの幻の大会
 
第二章 死ぬ前にもう一度箱根を走りたい
「陸上戦技」と呼ばれた時代
軍部と文部省に交渉するも・・・・・・
大会復活の知らせが届いた!
 
第三章 戦時下の青春―日大・成田静司の日記から
軍国時代の青春の心情
足痛に苦しめられながら・・・・・・
昭和十八年の新春
 
第四章 慶應、往路優勝!
靖国神社に参拝・結団式
日大、またも「開かずの踏切」に泣く
戦争は表情を変える
波乱の三区
牧師の息子、平和を願って・・・・・・
四区・兒玉、慶應ついに首位に
今度は大波乱、日大「山の神」の激走
東農大、五区百束の思い
慶應、岡の力走で優勝
 
第五章 復路始まる
日大成田の奮闘
「これを走ったら命がない」
慶應、首位奪取!
 
第六章 戦時下の箱根駅伝
「召集令状」を懐に入れて箱根を走った選手
 
第七章 三つ巴の優勝争い
法政、首位奪取
日大、逆転優勝!
全学完走す
 
第八章 戦場へ
学徒出陣―東農大・百束
魚雷特攻へ 慶應・兒玉
シベリア抑留 日大・杉山
開かれなかったインカレ 日大・成田
成田、神風特別攻撃隊へ
廃墟の東京 兒玉の帰還
青学・森豊の復員
 
第九章 箱根を走った「誇り」
なぜ「箱根」なのか
特攻に出撃したが・・・・・・
白木の箱の後に本人が・・・・・・
出場選手たちの思い
 
参加大学・選手一覧と総合成績
参考文献
あとがき―箱根駅伝からきく「わだつみのこえ」