宰相鈴木貫太郎の決断

序章
　
第1章　組閣と対ソ外交
鈴木首班の浮上
近衛文麿の終戦論
組閣
米内と東郷
六巨頭会談と対ソ外交
陸軍抗戦派の論理
　
第2章　鈴木内閣と対米工作
大東亜大使会議宣言と重慶工作
「無条件降伏」と対日メッセージ
「平和の海」演説の波紋
　
第3章　徹底抗戦論の波紋
迷走する「国策転換」構想
臨時議会と戦時緊急措置法
最後の「戦争指導大綱」
　
第4章　「時局収拾試案」と対ソ交渉
木戸と「時局収拾試案」
天皇の決意
広田・マリク会談
対ソ交渉の限界
　
第5章　近衛特使案とポツダム宣言
近衛特使案と「天皇親書」
和平交渉案
ポツダム宣言と「非決定」状況
　
第6章　第一回聖断―二つの「外圧」
ソ連参戦と原爆
八月九日の「聖断」
陸軍の対応
　
第7章　バーンズ回答と第二回聖断
バーンズ回答をめぐる葛藤
再照会論
第二回聖断
　
第8章　終戦と「国体」問題
「聖断」の構造
「聖断」の波紋
　
終章
　
おわりに―「聖断」再考
引用文献・資料一覧