図書セイセン ト ニホンジン000061147

「聖戦」と日本人

サブタイトル1~10
戦争世代が直面した断末魔の日々
編著者名
一本松 幹雄 著
出版者
明石書店
出版年月
2016年(平成28年)7月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
249p
ISBN
9784750343785
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/I62
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

はじめに
 
第一章 民は貧しい天皇と軍人の国―真珠湾攻撃の頃の日本
畑が多く、牧歌的だった阪神間の風景
貧しくて劣悪な居住環境
「忠君愛国」、「承詔必謹」
「男は軍人になるのが当然」という時代
日清、日露、第一次世界大戦
大正デモクラシーはなぜ崩壊したのか?
強烈なスパルタ式教育の日本一の秀才校「神戸一中」とは何だったのか?
勇気ある行動
 
第二章 富国強兵策の象徴―満州支配を国策とした日本
満州支配を企図した日本
軍事的天才、石原莞爾による満蒙所有構想
日本人の憧れを集めた満州と満鉄
満州は日本の生命線だったのか?
石橋湛山の満蒙放棄論を考える
満州国に対する中国国民の怒りが高まる
日本はリットン調査団の勧告に従うべきだった
日中戦争の長期化
 
第三章 悪魔のような征服者・ヒトラーと提携した日本
ドイツ国民を怒らせたヴェルサイユ条約
ヴェルサイユ体制の下で、ヒトラー政権まで続いたワイマール体制
ウィーンの浮浪者、アドルフ・ヒトラーの台頭
ナチ党とは何だったのか?
ヒトラーの強烈な拡張政策
ミュンヘンの譲歩
「ドイツに続け!」日本でドイツ熱が起こる
第二次世界大戦起こる!
バトル・オブ・ブリテンとバルバロッサ
あまりにも早かったナチスの滅亡
 
第四章 史上最悪となった日本の真珠湾攻撃はなぜ起こったか?
難航して、ついに実現しなかった日中和平工作
国民的な英雄だったが、力強さを欠いた近衛文麿
日米交渉に横ヤリを入れた松岡洋右の自信過剰
許せぬ強烈なドイツかぶれ
「対米戦・日本楽勝説」を主張した池崎忠孝の大罪
欲しがりません、勝つまでは!
アメリカの国民政府支援のため奮闘した宋美齢
アメリカは許さなかった日本軍の南部仏印進駐
無視された「日本必敗」の警告
なぜ海軍は開戦に「ノー」と言わなかったのか?
最終段階の日米交渉について
忘れ得ぬ日米開戦反対論
「ルーズベルト親書の到着がもう一日早かったら・・・・・・」
 
第五章 三百十万人が犠牲に―史上最悪の戦争
日本の近代史で最悪の行動
真珠湾攻撃の歴史的評価
日本の戦勝ムードに冷水
日本の敗戦に直結した、致命的なミッドウェー海戦の失敗
太平洋のあちこちで、日本軍の悲報が続く
日米戦争の日本側指導者、東条英機
厳重な監視体制
雨中の神宮外苑競技場
恐ろしかった空襲と機銃掃射
マンハッタン計画
断末魔の日本を象徴する特攻隊と風船爆弾
戦争終結への重要会議
日本の「ポツダム宣言受諾」に貢献した米国側による「天皇制維持」のヒント
日本民族の大悲劇となった満州引揚げとシベリア抑留
日米戦争の勝利者、F・D・ルーズベルトを分析する
 
第六章 マッカーサー体制による新しい国づくり
焼け野原の日本に君臨したD・マッカーサー
国民が怒りを爆発させた東条の自殺失敗
ボケ元(グズ元)と呼ばれた杉山元・元帥の妻・啓子夫人による壮烈な自決
昭和天皇、マッカーサーを訪問す(九月二七日)
戦後政界の最大のスター・吉田茂を評定する
吉田茂のライバルだった鳩山一郎の泣きグセは何故だったか?
日本の労働史上、最大規模の二・一スト
物資不足と強烈なインフレ
広範囲にわたる追放と三等重役の登場
裁かれた日本国
国民から同情を集めた広田元首相の死刑判決
ソ連から見た東京裁判
忘れ得ぬ「新憲法(日本国憲法)」成立の感激
GHQが教育改革を示唆
吉田茂の側近・白洲次郎をいかに評価するか
私たちの憧れの的だった富豪・牛尾家の人たち
 
第七章 日本にとって幸運だったのか?―米ソ対立と朝鮮戦争の勃発
中国内戦で中共軍が完勝す
「米ソ対立」という新事態
戦後日本の進路を決めた一九四九年夏の国鉄三事件
下山事件
また戦争か?
突然のショック! マッカーサー解任
忘れ得ぬサンフランシスコ講和条約の感激
戦争の悲劇
天皇家を守るためか?
生き延びた二人の参謀
日本、輝かしい経済成長へと進む
 
第八章 日本の暗黒時代を回顧して―未来のための教訓は何か?
『敗戦真相記』
渡辺銕蔵氏の主張
共産圏の生活に魅力なし
日本を「天皇中心の神の国」にするな!
悲しい歌、「海ゆかば」の復活を許すな!
日本は「世界から好かれる国」であり続けよう!
 
おわりに