記録本別空襲
発刊に寄せて(本別町長 矢野幸雄)
発刊のことば(本別町教育長 鎌田照三)
一、本別空襲を語る(空襲座談会その一)
青年学校では・鎌田照三
本別小学校では・千葉イト
役場監視所にて・門脇恭助
消防第二部は・坂爪秀雄
消防第三部は・吉田一
二、三人の空襲日記・手記
本別空襲の記(夏川ケイ子)
魂の故郷に寄す(高倉和昭)
本別空襲と終戦(斉藤栄吉)
三、本別空襲・資料を求めて
(一)町史の中の空襲
(二)戦災復興誌の本別空襲
(三)「日本の空襲」から
(四)校籍簿の空襲
(五)その他の空襲資料
四、北海道の空襲
(一)偵察機の飛来と道民
(二)北海道史の空襲
(三)アメリカ軍資料の空襲
(四)道内各地への空襲
(五)ハマナスのかげで
五、私の本別空襲(体験記)
私の七月十五日(福島運二)
サァちゃんと逃げ出す(品田米太郎)
防空壕から逃げる(鳥居士郎)
本別空襲体験記(根本トク)
本別空襲の日(樋渡正)
本別町空襲と終戦前後(加藤孝吉)
医者だから協力できた(実藤保)
「生きていたのか」と父の声(一条キミ)
七月十五日とその想い(古澤寛美)
本別空襲に想う(松本薫平)
六、痛嘆の日々(語らざる三八年の胸中を訪ねて)
お母さん、目が見えない(石垣キヨ)
馬車で無言の帰宅の兄(稲田慶一)
三人の妹を亡くして(井上俊也)
これが息子、清蔵です(伊東ナオ)
北見日赤病院で死亡(柄沢ハツエ)
叔母・母娘の死と重傷の私(鎌田照三)
白骨になっていた両親(川崎時枝)
二歳上の姉を亡くして(木村壬三)
教練に出かけて死んだ(北畑孫八)
紙の菓子箱に入れた遺骨(菊地利明)
妻と兄を亡くして(草野辰治)
棺の母と三日も一緒に(佐藤咲子)
夕方仮埋葬をした(佐藤喜四郎)
全身火傷で亡くなった母(田中忠)
戦争はもう絶対反対だ(千葉熊男)
妹・千鶴子の冥福を祈って(西ハマ)
復員して母の位牌に合掌(樋口勍)
十四日に別れた母の死(藤田高志)
戦争で夫と子を失って(藤井信子)
青年学校の訓練に出かけて(細岡キヨ・細岡幸男)
赤トンボが飛んできて父が(松浦民雄)
身内と教頭の死(森昭治)
亜麻工場に爆弾三発(毛利伝次郎)
母から聞いた祖父の死(森重夫)
堤防にわが子の姿を求めて(山下春夫)
夫は破片が背中に(山内千代)
七、本別空襲・その実態
(一)軍関係の動きと町民
(二)空襲時刻は八時二十分
(三)戦災死の人たち四十名
(四)空襲市街地図
八、女性の語る本別空襲(空襲座談会その二)
九、図書館読書グループの活動
十、「記録・本別空襲」編集に当って
焦土から立ちあがった「本別」(夏川当)
本別の戦災を風化させることなく(目黒治助)
調査・編集を担当して(土橋慶民)
あとがき