戦火の中の青春
まえがき
Ⅰ 新しい出発
あの明るさよ、もういちど 敗戦直後(加藤尚文)
私の一八歳 青森・一九四五年(今野健一)
進駐軍のきた街 別府の戦後(春日睦子)
まぼろしの故郷・真岡(ホルムスク) 樺太引揚げ記(皆川圭子)
在日朝鮮人として戦後を生きる(伊藤順子)
Ⅱ 戦争の足音の中で
デモクラシーと軍国主義のはざまで 昭和六年から二〇年の自分史(小川ミチ)
わが家の二・二六事件(小林功長)
投獄された兄の想い出 小学生と治安維持法(近藤道子)
Ⅲ 戦争・学校・子ども
神の子孫か、猿の子孫か(喜多みちの)
学童疎開(藤盛良子)
戦後の民主教育(鈴木頼子)
黒ぬり教科書(辰濃治郎)
Ⅳ 猛火に追われて
私の東京大空しゅう(田中武夫)
戦争の声 堺・神戸で焼かれて(吉田剛)
心の中の黒い重石 長崎原爆記(木村徳子)
Ⅴ 戦火の中の青春
ある少年兵の記録 海軍特別年少兵(石郷岡昭吉)
学徒勤労奉仕日記 銃後の女学生として(百瀬貴美子)
真冬の豊後水道 軍隊を避け続けた一七歳の青春(上坂高生)
"一九の春" 戦争と私の青春(松本国枝)
九・一八~一二・八~八・一五 私にとっての戦争体験(杉山康彦)
Ⅵ 植民地での体験
満蒙開拓青少年義勇軍(松沢慶一)
朝鮮で迎えた敗戦(間室胖)
上海租界で(松本令子)
Ⅶ 流浪の満州
ソ連軍・八路軍治下の安東(大岡貞夫)
子どもの体験した敗戦満州(中川幸子)
悪夢の四〇日間 東農大報国農場の結末(東海林仲之助)
さすらいの果てに ハルピン抑留記(青木隆昌)
Ⅷ 祖国を遠くはなれて
サイパン戦の中で(小畑達之)
シベリア抑留記(笠松草一郎)
シベリア抑留記(春田正治)
Ⅸ 私の受けた戦時下の教育(座談会)(小川ミチ・伊ケ崎暁生・田中佩刀・八木沢扶美子)丸木政臣(司会)
あとがき(中西達雄)