新編太平洋戦争とわが家
序
第一章 なぜ大東亜戦争
十五年戦争
大東亜共栄圏
東亜解放の盟主
力の論理
愚民観が源
【コラム】百人斬りと日本刀
ジャワの極楽
アジア諸国の独立
中国人強制連行
朝鮮人強制連行
朝鮮人の原爆被害
靖国神社の植民地戦死者
従軍慰安婦
アジア、太平洋地域民衆の死者
第二章 皇軍
皇国
国体
皇軍
軍人勅諭
戦陣訓
捕虜の顔には袋を
【コラム】ソ連の戦車
徴兵制度
内務班
兵営での兵士の日課
「員数合わせ」の思想
兵士の命も「員数」
兵士は棄民であった
戦場では
歩兵は歩く兵
行軍
蝗軍
戦時給養体制
輸送は馬
軍旗
三八式歩兵銃
火力の軽視
歩兵の突撃
軍隊経験者の今の思いは?
第三章 学校教練
旧制学校制度
皇国史観
御真影
教練
幹部候補生
学徒出陣
第四章 アメリカの戦力
資源貧乏国日本
アメリカの軍隊は軟弱
アメリカ軍の新兵器開発力と生産力
海上輸送の壊滅
帰還の可能性五〇パーセント以上
「ライター」と「ブリキの棺桶」
第五章 戦没者
戦死者の六割が餓死
【コラム】戦争責任を研究 藤原彰さん
ガダルカナル島
地獄よりの生還
孤島の置き去り部隊
ニューギニア
ビルマ インパール作戦
レイテ島
降伏の禁止
玉砕
特攻作戦
命令か志願か
航空特攻戦死者(陸軍、海軍)
陸軍・海軍の特攻
俺は神ではない
踏みつぶして進め
空襲
戦没者は安らかに眠れるか?
顕彰か追悼か
軍馬
第六章 吉田家はその時
父儀数の「追想録」
兄儀忠の戦死
橋本金松さんの戦死
橋本敏男さん
第七章 軍隊と私
父との別れ
三島野戦重砲兵第二連隊
三島兵舎
内務班
厩当番
野戦重砲兵の訓練
吹上浜付近陣地
陣地構築
衣食住
大嶽との出会い
M4型シャーマン戦車
敗戦の日
家族との再会
学友との再会
戦友との再会
第八章 敗戦と戦争責任
戦争目的の変更
無駄死にの強制
警察国家日本の恐怖政治
敗戦がなぜ終戦か
辻政信の戦争犯罪
【コラム】作戦に勝った
太平洋戦争と天皇
天皇女王蜂論
天皇の戦争責任
「原爆やむを得ない」
私見 天皇の戦争責任
神ではなくて人間であった
【コラム】参考書籍紹介
差別の頂点
虚構の大義
宮中三殿と三種の神器
【コラム】神武天皇
憲法第一章の論議を
因果応報
結び
あとがき