二・二六事件とは何だったのか
- サブタイトル
- 同時代の視点と現代からの視点
- 編著者名
- 伊藤 隆 [ほか]著/藤原書店編集部 [編]
- 出版者
- 藤原書店
- 出版年月
- 2007年(平成19年)1月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 309p
- ISBN
- 9784894345553
- NDC(分類)
- 210.7
- 請求記号
- 210.7/I89
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
はしがき
I 同時代の視点
世界のメディアはいかに報じたか
アメリカ―『ニューヨーク・タイムズ』紙(訳=編集部)
イギリス―『デイリー・テレグラフ』紙(訳=編集部)
フランス―『ル・タン』紙(訳=編集部)
ドイツ―『フランクフルター・ツァイトゥング』紙(訳・解説=田嶋信雄)
ソ連―『イズヴェスチヤ』紙(訳=中山一郎/解説=富田武)
中国―『大公報』紙・『救国時報』紙(訳・解説=三田剛史)
日本のメディアはいかに報じたか(前坂俊之)
事件を「報じなかった」新聞
『朝日』『毎日』『読売』はいかに対応したか
『時事新報』の抵抗
事件後の日本の新聞報道
同時代人はいかに捉えたか
三宅雪嶺 1860-1945―超越的な『同時代史』の視点から(杉原志啓)
西田幾多郎 1870-1945―軍部による天皇の私有化を批判(清水太郎)
与謝野晶子 1878-1942―「自由」をめぐる相克(松平盟子)
河上肇 1879-1946―「ファッシスト陣営に走る真面目な青年」への訴え(鈴木篤)
緒方竹虎 1888-1956―『朝日』主筆にとっての二・二六事件(緒方四十郎)
河合栄治郎 1891-1944―「自由の守護者」による命がけの批判(川西重忠)
三木清 1897-1945―「ファシズムの合理化」としての二・二六事件(古田光)
昭和天皇 1901-1989―皇太后の「神ながらの道」と二・二六事件(原武史)
II 現代からの視点
二・二六事件が顕わにする「日本」という国家の核心(御厨貴)
政治史における二・二六事件の重要性
二・二六事件と天皇の存在
二・二六事件「以後」
二・二六事件を今日考えることの意味
二・二六事件とは何か
ゾルゲが目撃した二・二六前夜(篠田正浩)
「改造」運動の中の二・二六事件(伊藤隆)
今こそ創られた「神話」からの脱却を(須崎愼一)
世相から見た二・二六事件(古川隆久)
テロリズムと経済政策のレジーム転換(田中秀臣)
もうひとつの二・二六事件(保坂正康)
「戦争への道」を二・二六事件で説明するなかれ(北博昭)
二・二六事件と日本陸軍の闇(中田整一)
「正気」の発現(新保祐司)
反乱する心情(渡辺京二)
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