図書センソウ ガ ノコシ タモノ000060824

戦争が遺したもの

サブタイトル1~10
鶴見俊輔に戦後世代が聞く
編著者名
鶴見 俊輔 著/上野 千鶴子 著/小熊 英二 著
出版者
新曜社
出版年月
2004年(平成16年)3月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
403p
ISBN
9784788508873
NDC(分類)
289
請求記号
289/Ts85
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

まえがき
 
一日目
原点としての生立ち
近代日本の「一番病」/厳格な母のもとで/父と鶴見家の人びと
ジャワでの捕虜殺害
アメリカから帰国へ/海軍武官府で/捕虜の虐殺
「従軍慰安婦」との関わり
慰安所の運営/女性との関係/慰安所に「愛」は存在したか/国民基金の評価/ジャワからの生還
雑談1 一日目夜
 
二日目
八月十五日の経験
「あれは敵機じゃない」/負ける側で死ぬ意志/特攻隊への感情/沈黙の八月十五日
占領改革と憲法
占領軍への協力を拒む/憲法前文と象徴天皇/第九条について/知識人の責任
『思想の科学』の創刊
戦争体験から生まれた多元主義/異種交流だった同人たち/雑誌名の由来
丸山眞男と竹内好
丸山眞男との交流/お互いの影響関係/ナショナリズムとパトリオティズム/ステイト・ヴァーサス・セックス/竹内好との出会い
五〇年代の葛藤
『思想の科学』の五〇年/大衆路線と書き手の発掘/朝鮮戦争とアメリカ/桑原武夫と鬱病体験/人間の輪郭と性
戦争責任と「転向」研究
追放解除と「転向」研究/戦争責任の問題/父親との和解
雑談2 二日目夜
 
三日目
六〇年安保
予想しなかった盛上がり/「声なき声」とテレビの効果/樺美智子が死んだ日/負け方が次を準備する
藤田省三の査問と女性史の評価
藤田省三の査問/国民的歴史学運動と女性史/谷川雁と「サークル」の女性たち/リブの評価をめぐって
吉本隆明という人
少年兵の世代の思想家/全共闘と吉本/誠実な人間として/「一刻者」の評価
アジアの問題と鶴見良行
戦後思想の空白項/韓国との関係と金芝河/鶴見良行という人
全共闘・三島由紀夫・連合赤軍
全共闘の時代/三島由紀夫と死者への評価/連合赤軍と「がきデカ民主主義」
ベ平連と脱走兵援助
小田実との出会い/「討入り」気分の脱走兵援助/銭湯に入った脱走兵/ベ平連の組織運営/疲労と仁義
雑談3 三日目夕
 
あとがき
人名索引