憲法制定史
シリーズ刊行にあたって
序論 なぜ〝押しつけ憲法〟と言われてきたか
第1章 敗戦時、日本に連合諸国は何を期待したか
日本政府はポツダム宣言をどう受け止めたか
アメリカ政府が憲法問題に関与したのはなぜか
GHQが憲法問題に関与した根拠は何か
第2章 明治憲法見直し作業に政府はどう対応したか
東久邇内閣が憲法の見直し作業に消極的だったのはなぜか
内閣法制局と外務省の見直し作業はなぜ頓挫したか
内大臣府御用掛の改正作業とはどのようなものであったか
第3章 政府はどんな自主憲法を考えたか
幣原内閣は改正作業とどう関わっていたか
松本委員会の改正案はどのような性格であったか
日本国民は憲法問題をどう考えていたか
第4章 GHQはどのような憲法を望んでいたか
マッカーサーが憲法起草を急いだのはなぜか
GHQはなぜ極東委員会対策を必要としたか
民政局が作成したGHQ草案とはどのようなものか
第5章 日本政府とGHQの共同憲法草案とはどのようなものか
日本政府はなぜGHQ草案を受け入れたか
「改正」作業から「制定」作業へ移行したきっかけは何か
国民は3月6日案と4月17日案をどう受けとめたか
第6章 第90帝国議会をめぐってどのような攻防が展開されたか
日本政府はどのような議会対策を講じたか
GHQと極東委員会の駆け引きはどのようなものであったか
日本政府は議会審議をどう乗り切ったか
第7章 新憲法施行までに政府はどう動いたか
新旧両憲法の継続性は保たれたか
憲法普及会は何を目的としたか
法制度はどう改革されたか
解説1 占領と憲法(竹前栄治)
解説2 日本国憲法の制定過程をどう見るか(岡部史信)
付録1 「日本国憲法制定におけるアメリカの役割」(抄)(チャールズ・L・ケーディス/竹前栄治・岡部史信訳)
付録2 日本国憲法制定史年表
付録3 日本国憲法
参考文献等一覧