南京「虐殺」研究の最前線 平成15年版
- サブタイトル
- 日本「南京」学会年報
- 編著者名
- 東中野 修道 編著
- 出版者
- 展転社
- 出版年月
- 2003年(平成15年)9月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 323p
- ISBN
- 9784890000000
- NDC(分類)
- 210.7
- 請求記号
- 210.7/H55/2003
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
憲兵准尉(当時)的場雪雄氏の回想 東中野修道編
第一回聞き書き
上海に八年、南京に三年
日本兵の非行と駆逐艦の回航
城内では虐殺の余裕なし
日本に敵意を持っていた外国人
日本軍の非行は軍法会議で処断
第二回聞き書き
九十六歳にして矍鑠として
憲兵には語学試験
歩兵部隊は朝夕点呼
安全地帯に日本軍出没せず
外人記者の〝逆宣伝〟
要注意兵から憲兵へ
入城式の頃の南京
摘発は何十人の単位
北京政府は事件を究明せよと言わない
事件は全て憲兵隊が掌握
あるにはあった僅かな事件
不法行為は見逃さぬ
「南京大虐殺三十万人説」の成立―Timperleyの策謀を中心に―(北村稔)
はじめに
ティンパーリー(Timperley)の正体
中国国民党の影のエイジェント
「殺人競争」をデツチ上げるティンパーリー
「南京大虐殺三十万人説」の誕生
二つの判決書
東京裁判での奇妙な審理
日本軍占領直後の南京の人口
欧米人の更なる証言―「南京大虐殺三十万人説」の虚構
「南京大虐殺三十万人説」のルーツを尋ねて
三十万という数字の由来
ティンパーリーの策謀
三十万人説を支える中国人の心性
堅壁清野作戦に就いて―その比較文明史的考察―(北村良和)
我々の驚愕
軍隊の性格
兵站なき戦争
堅壁清野の惨状
兵站なき戦争の意味
ローマ史に於ける「清野」作戦の意味
魯迅の堅壁清野論
結論―合理的戦争とは何か
アメリカにおける「南京」研究の動向―ジェームズ・バックOther Lossesをめぐる論議と比較して―(山本昌弘)
はじめに
ジェームズ・バックのOther Lossesとそれに対する反響
バックとチャンの著書に対する米国の反応
ジェームズ・バックのケースとの対照と教訓
おわりに―建設的論議への提言
歴史教科書にみる南京事件(上杉千年)
文部省が南京事件を「大虐殺」の視点で記述するように強要
『新編 日本史』の南京事件記述は「外圧」で修正される
『新しい歴史教科書』は南京事件を東京裁判の箇所で紹介し訂正される
大虐殺派が南京事件「大虐殺」の証明に日記等を史料批判することなく利用
宇都宮大学教授笠原十九司氏執筆の『曽根手記』『東日記』削除事件
東京学芸大学教授君島和彦氏執筆の京都師団長『中島今朝吾日記』修正事件
東京大学助教授加藤洋子氏執筆の外務省東亜局長『石射猪太郎日記』誤用事件
南京「虐殺」―第二次国共合作下の戦争プロパガンダ(東中野修道)
はじめに―欠落していた視点
南京「虐殺」の源流
宣伝は作戦に優先す
極秘文書『中央宣伝部国際宣伝処工作概要』
巧妙な「プロパガンダ」の実態(一)―「国際友人」に代弁させる曲線的宣伝
巧妙な「プロパガンダ」の実態(二)―事実の中に嘘を隠す
巧妙な「プロパガンダ」の実態(三)―小さな事実の拡大宣伝
巧妙な「プロパガンダ」の実態(四)―肝腎な視点を伏せる
戦争捕虜か不法戦闘員か
南京の「虐殺」を認知しなかった中国国民党
新聞記事のニュースソースはベイツであった
十二月十二日の南京
十二月十三日から十五日の南京
ベイツの真意は謎
まとめ
あとがき(杉之尾宜生)
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