次代への伝言
緒言
祖国の光栄を求めて
祈り待つ心
皇国史観について
第一章 日本の近代化と西欧思考
鎖国とキリシタン
黒船の危機
全(すべ)て尊皇派
洋魂洋才に流れた明治の日本
指導者層の西洋化
敗戦による米国化の急進展
第二章 日本の対アジア政策
維新後の対韓問題
江華島事件
韓国併合への道
日中問題―列国との競合と摩擦
満州の建国
満州に対する日本人の想い
頭山満と孫文の神戸会談
日中衝突への序曲、南京事件
日支事変から大東亜戦争へ
日本の半島統治と台湾
第三章 戦争を語る
日本の中国侵攻は日中の誤算
大東亜戦争と大アジア主義
チャンドラ・ボースとインドの独立
チャンドラ・ボースの最後
補稿
日本近代史の思想潮流
神道人と朝鮮併合
朝鮮神宮の祭神問題
遼東半島問題
遼東半島還付反対論への反対
異民族統治の困難さ―ポロトコタン、アイヌの話
第四章 大東亜戦争の敗戦
無念の八月十五日
終戦への道
敗戦に示された天皇陛下の国民統合力
抗戦派の主張
和平派に内在した敗北主義
鈴木貫太郎首相の欺瞞
鈴木内閣の怠り
日本国憲法
占領下アラカルト
アメリカ低層文化の流入―パンパン文化
第五章 日本再建への道
日本再見を考える
占領政策の継承とその破綻
国家の精神的基礎
維新か革命か
皇道顕現の祈り
結びのことば
附
大東亜戦争を偲ぶ
私の回想―はじめに
日支事変
国難に直面し我政府当局の反省を望む
大東亜戦争―開戦前夜
開戦―十二月八日
戦争目的と勝敗
日本のとるべき戦略
敗戦へのミスリード(詔勅からの逸脱)
戦局の逼迫(ひつぱく)―小磯内閣から鈴木内閣へ
愚かなる日本の対外放送
無条件降伏への道
おわりに
敗戦五十年を迎えて―今の問題を考える―
原爆論争
戦争意識の変化
国内の戦争意識の分裂
不戦の欺瞞(ぎまん)
大東亜戦争とアジア諸国独立の関係
終戦五十年の衆議院決議